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ダストアレルギーの特徴・症状・対策・仕組みなど

公開日: : 最終更新日:2015/06/29 物理アレルギー


近年急激に増えているアレルギー疾患の患者。
その中のほとんどが、さまざまなアレルゲンが複合的に絡み合って症状が出ることが多いのですが、その中でもハウスダストが原因の、ハウスダストアレルギーが最も多いと考えられています。
ハウスダストアレルギーとはどういったものなのかについてまとめていきます。

ハウスダストアレルギーの原因

ハウスダストとはいわゆる家の中のほこりのことです。
その中にはアレルギーの原因となるダニやダニの死骸や排泄物、カビや細菌、花粉、食べ物のかす、人やペットなどの毛、などいろいろなものが含まれています。
じゅうたんの中に潜んでいるものから、空気中を舞っているものまでさまざまあり、その中のどの成分がアレルギーを引き起こしているのかわからないため、総称してハウスダストアレルギーと呼ばれています。
ハウスダストの中の何かのアレルゲンに反応して身体に症状が出ると、ハウスダストアレルギーと診断されます。

ハウスダストアレルギーの症状

ハウスダストはいろいろなものが交じり合っているので、さまざまな症状が現れます。

アレルギー性結膜炎

アレルゲンが目に付着することによって充血したりかゆみを起こしたりします。
ひどくなると結膜が浮腫んでぶよぶよになってしまうこともあります。

アレルギー性鼻炎

アレルゲンが鼻の粘膜に付着することによって起こります。
突然くしゃみを連発したり、風邪を引いたときのように鼻水が流れたり、鼻づまりなどを起こしたりすることがあります。

アトピー性皮膚炎

乳児期は顔や頭、耳などの皮脂の分泌が多いところの皮膚が赤くなり、ジュクジュクにただれるのが特徴です。
その時期を過ぎると逆に乾燥し、硬くなります。
強いかゆみがあり、かいてしまうことで症状が悪化します。
思春期ごろになると治まることが多いのですが、それ以降も続くと慢性化することが多いです。

気管支喘息

多くは小学校入学前から発症するケースが多いです。
激しい咳き込みや、息をするたびに「ヒューヒュー、ゼイゼイ」といった喘鳴(ぜんめい)と呼ばれる音が聞こえるのが特徴です。
大人になって自然治癒することが多いのですが、大人になっても治らない場合や、大人になってからかかった場合は慢性化することもあります。
こういった症状が通年で見られる場合は、ハウスダストによるアレルギーの可能性が高いので、早めに専門医に診てもらうようにしましょう。

ハウスダストアレルギーの予防

アレルゲンがハウスダストだと確定した場合は、家の中のハウスダストをできるだけ少なくする工夫をする必要があります。

洗濯や掃除をこまめに

できるだけ毎日掃除や洗濯をするようにします。
寝室や寝具は特に念入りに。
お風呂場や玄関、台所などのマット、シーツや布団カバーなどはこまめに洗濯しましょう。
洗濯ものを外に干したときは、花粉などが付着していることもあるので、取り込んだ後花粉を掃除機や粘着テープなどで取っておくといいでしょう。

防ダニの工夫

近年はアレルギー患者が増えていることもあり、寝具やカーペットなどでも防ダニ、防菌加工を施しているものががあります。
そういったものを活用するといいでしょう。
また、ダニは50度以上の温度で死滅するので、布団などは布団乾燥機にかけたり天日干しするといいです。

ペットの飼い方に気をつける

ハウスダストアレルギーがある場合は、本来はペットは飼わないほうがいいのですが、飼う場合は抜け毛やペットにダニが発生しないように清潔にしましょう。
ペット専用のダニ駆除剤などを用いることもおすすめです。

花粉を家に持ち込まない

花粉もハウスダストの一種です。
外出して家に入るときは玄関先で服を払うなどの工夫をしましょう。
また、帰宅後はすぐに洗顔や手洗い、うがいをするといいです。
洗濯物を外干しした場合には、掃除機や粘着テープなどを使って花粉や外のほこりを取るようにします。

ハウスダストアレルギーの対策

アレルギーで起こっている症状を緩和させる工夫をする

鼻炎や結膜炎などに関しては、アレルゲンであるハウスダストが鼻や目の粘膜に付着しないように、掃除や室内の温湿度などに気を配り、ハウスダストを軽減させる工夫が大切です。
アトピー性皮膚炎を起こしている場合は、肌が弱っている状態なので、保湿、スキンケアをしっかり行ないます。
ぜんそくの場合はいつ発作が起きるかわかりません。
今はぜんそく発作を軽減、予防させる薬もありますし、ある程度の年齢になるとステロイドを吸入すれば発作の軽減もできます。
ぜんそく症状が見られたら早めに病院を受診しましょう。
症状が軽度な場合は、市販の薬で対処できることもありますが、症状が重い場合にはそれぞれの診療科を受診して、症状を緩和させることが大切です。
アレルギーで複合的に症状が起きている場合にはアレルギー科を受診してみるといいでしょう。
ハウスダストはこまめに掃除や洗濯をしていても完全に除去されることはないため、長期戦が予想されます。
起きているアレルギー症状を緩和させながら、ハウスダストをより少なくする工夫をしていくことで少しずつ改善されていきます。

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