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肥満細胞とヒスタミンの関係

公開日: : 最終更新日:2016/02/23 免疫


肥満細胞はその形状が肥満のよう見えることから呼称されたもので、肥満とは直接的関係はありません。
肥満細胞は造血幹細胞によってつくられ、わたしたちの体を守るうえで重要な役割をもちます。
細胞アレルギー発症の仕組みにも関係し、アレルゲンが体に入り込むことで肥満細胞は化学物質を分泌します。
そして、ヒスタミンを放出して、アレルギー反応を生じさせます。

肥満細胞はマスト細胞という別名もあります。
血管の周囲にたくさん存在しますが、鼻粘膜や気管支、皮膚などほかのいろいろな組織にもみられます。
肥満細胞は喘息の呼吸困難や花粉症のくしゃみといったアレルギー由来の症状の原因物質を放出する顆粒を多く含みます。
そのため、よくないものというイメージが強いですが、炎症などの免疫反応を誘発させることで、病原菌などの脅威からわたしたちの体を保護するという大切な働きをもちます。
花粉などの抗原が体の内部に入り込むと、肥満細胞の表面にIgE(免疫グロブリンE)と呼ばれる抗体が生成されます。
このIgEに抗原が結合されると細胞膜酵素の働きが高まって、脂肪細胞に含まれる顆粒からヒスタミンの放出、ロイコトリエンや血小板活性化因子といった化学物質が生じます。
これらが発生すると炎症といった免疫反応がおき、さらにくしゃみや鼻水、咳などの症状があらわれるようになります。
これが免疫反応が起きるまでの流れです。

なんらかの原因で脂肪細胞が体の一部に蓄積してしまう、もしくは肥満細胞が正常に働かないことがあります。
そうすると強烈な免疫反応、すなわちアレルギー反応が生じます。
アレルギー反応が悪化すると花粉症の辛い症状が多く出ます。
それだけではなく、白血病や喘息の呼吸困難など死亡にいたるような病気が引き起こされる場合もあります。
そのため、脂肪細胞は正常な量が体内に存在する必要があると言えます。
マイナス面ばかりに目を向けずに、正常な量を維持することが大切だと認識すべきでしょう。

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