*

リウマチとは・・・原因・症状・改善策などのご紹介

公開日: : リウマチ(関節リウマチ)


骨や筋肉、関節がこわばったり痛みを発する疾病を総称してリウマチといいます。
リウマチは大きく分けて、関節リウマチ、リウマチ熱、その他リウマチに分けられますが、学術的には通風、膠原病なども含まれる場合もあり、その境界ははっきりと定められておらず、また、国によっても違いがあったりします。
A群の溶連菌感染によるリウマチ熱は全身の非化膿性疾患の一つで、5歳~15歳での発症が多いといわれています。
関節だけでなく、心臓や血管、神経に至るまで症状が見られます。
他にも、膠原病の症状がリウマチとかぶることもありますが、一般的には関節リウマチの症状がリウマチと称されているようです。
かつては、女性だけの疾患だと考えられていたのですが、最近では患者の2割は男性であるという統計結果も出ています。
また、その発症原因も不明な点が多く、30代~40代という若い年齢の患者が多いのも特徴です。
免疫の異状により関節に腫れが生じたり、骨の変形や異常が起こりますが、炎症を起こしている箇所を動かしていなくても痛みを感じてしまいます。
原因が不明なことから治療開始が遅れがちになってしまうのですが、最近の研究では骨の変形はリウマチの初期段階から起こっていることも多く、進行をくいとめたり、痛みの緩和の為にも出来るだけ早めに治療を開始することが必要だということがわかっています。
リウマチは一度なってしまったら諦めるしかない、とまで言われていた疾患ですが、研究や治療技術も進み、症状に合わせた対処法が続々と開発されています。

リウマチの症状について

リウマチは免疫の異状によって起こるといわれていますので、微熱やだるさが続いたり、疲労感の継続、体重の減少など風邪ににた症状もみうけられます。
関節の痛みも風邪の症状の一つですが、リウマチが原因である場合は風邪のように1週間前後で治ることはありません。
初期段階ではまさかリウマチだとは考えない人が多いようです。
また、リンパ線の腫れや口の渇き、目の疲れなどを感じる人もいます。
寒いときに手足の先が白く変色することもあります、これも単なる冷え性だと見過ごしてしまいがちです。
関節リウマチの進行度は、関節破壊と機能障害の程度により判定されます。
関節破壊の進行度合いは4段階に分類されます。
初期段階であるステージⅠはX線検査において骨や軟骨の破壊がまだ確認されない状態で、日常生活にほとんど支障をきたすことはありません。
ステージⅡの中期に入ると軟骨が薄くなりはじめており、関節の隙間が狭くなっている状態が見受けられますが、骨の破壊はまだ起こっておらず、行動の制限もさほど厳しくはありません。
進行が進んだステージⅢでは、骨や軟骨に破壊が生じており、痛みも増してくる為、仕事内容によっては制限されることもあります。
最終段階のステージⅣは末期とも分類され、関節の破壊、変形が進み動かなくなってしまった状態です。
この段階では日常生活にもかなりの弊害が出ており、車椅子の使用例もみられます。
X線による検査をしなくとも、症状の進行具合で患者自身でもある程度の段階が認識できますが、

軟骨や関節の破壊は初期段階から始まっているといわれている為、早い段階での検査、処置を受けることが賢明です。]]>

リウマチ原因について

最近ではさまざまな研究が進んでいますが、リウマチが発生するはっきりした原因は解明されていません。
主な原因の一つが免疫機能の異常だといわれています。
人間の体は外からのウィルス感染などを防ぐため複雑な免疫機能で守られています。
花粉症やアレルギー症状などは外界からの刺激に体の免疫機能が反応することで起こります。
しかし、外からの刺激ではなく体の中で免疫異常を起こしてしまうことがあります。
これが自己免疫疾患と呼ばれるもので、体を構成する必要要素が何らかの理由で”異物”と判断され、自己攻撃してしまうのです。
なぜ”自己攻撃”が始まってしまうのかも解明されていないのですが、リウマチに関しては患者の7割が”リウマチ因子”という抗体を持っていることが分かっています。
この因子を持っていない患者さんもいますし、健康な人でもリウマチ因子を持っている人もいますので、100%リウマチ発症ということでもないのです。
しかし、リウマチ因子は、自分の体を守るために働いている免疫グロブリン(Ig)の中にあるIgGという抗体に反応して、攻撃的な動きをすることが分かっています。
はっきりと断定出来る原因が解明されておらず、初期段階では特に見逃しがちなリウマチ判断ですが、リウマチ因子があるかないかを知っておくだけでも、見落としや治療開始の遅れを防ぐことが出来るのではないでしょうか。
リウマチは特に早期発見がその後の治療に有効な疾患です。
少しでも疑いのある時にはしっかりと検査を受け、早期の治療開始を目指しましょう。

リウマチと女性について

リウマチの原因とされているのは免疫の異状です。免疫異常は性別を問わず起こりうるものですが、男性よりは女性の発生率が高いとされています。
女性よりも男性に多いといわれる通風はリウマチだと間違えられることがありますが、通風は免疫異常によるものではなく、血液中の尿酸過多により発生します。
自己免疫疾患には膠原病が挙げられますが、これも患者には女性のほうが多いという結果が報告されています。
免疫異常のはっきりとした原因は解明されていないのですが、男性に比べて女性はホルモンや免疫の働きが複雑だといわれています。
普段から妊娠や出産に備え、女性の体は複雑な免疫構造で守られています。
強いストレスを受けると生理周期が崩れたり、女性のホルモンバランスはちょっとしたことにも影響を受けてしまいます。
妊娠や出産は女性の心と体に大きな影響を与え、その間は免疫機能も普段とは異なります。
例えば、体が胎児を異物と判断してしまわないようにステロイドホルモンが増産されて、免疫機能が抑えられます。
この為、妊娠中はリウマチの症状が緩和されるというケースも多くあるといわれています。
また、出産後にはこの抑制が働かなくなりリウマチ症状が悪化してしまったり、急激な変化により自己免疫疾患に陥ってしまうこともあります。
妊娠・出産は体調の変化だけでなく、精神的にも大きな影響を与えます。
リウマチの症状があるなしに関わらずしっかりと経過観察を行うことが大切です。

リウマチの進行について

リウマチの進行は大きく分けて3種類あります。
患者の約7割の人は『進行なしタイプ』だといわれています。
このタイプは、リウマチだと診断されてはいるものの、普段の生活や仕事にほとんど支障はなく、関節や骨の破壊も進みません。
発症から15年以上たっても変形症状がほとんどないという人も多くいます。
2つ目は『ゆっくり進行タイプ』です。
このタイプの場合は、前述の『進行なしタイプ』に比べると確実に進行の症状が現れています。
関節などの痛みも感じますし、腫れやむくみの症状もひどくなります。
人によっては膝や股関節などの大きな部位の腫れや痛みも増してきますが、薬で緩和できる程度の症状だといわれています。
3つ目は、『急速な進行タイプ』です。患者には症状が停滞することなく着実に進行してしまう人がいます。
軟骨の破壊や関節の変形などかつてはリウマチの最終段階だと考えられてきた症状も、最近の研究ではかなり初期段階から進行が始まっていることが分かってきています。
症状があまり進行しなければ徐々に対処することも可能ですが、急速な進行の場合だと、痛みを緩和する程度の薬は効かないと感じるケースがあります。
また、痛みの緩和を意識するあまり強い薬を服用する為、胃が荒れるなど他の副作用に悩まされる可能性も高まります。
薬での緩和が無理なほど関節の変形や腫れが進行してしまった場合は手術での処置が必要になります。
どのタイプであったとしても、リウマチは早期発見、早い段階での処置が有効だとされています。
また、関節の動きを失わないよう手足を動かすように努めたり普段から自己ケアを怠らないようにすることも大切です。

リウマチの自己チェックについて

リウマチは早期発見、早期の治療開始が非常に有効な疾患です。
しかし、関節破壊のように後々に重篤な状態が懸念される症状でも初期段階から進行が始まるにも関わらず、他の疾患と症状が似ていたり、自己認識も低いことから早期発見が困難な疾患の一つです。
おかしいな?と感じたらすぐに医師に相談することが賢明ですが、仕事が忙しかったりなかなか時間を作るのが難しい人も多いはずです。
ここでは、自分でも出来る簡単なチェック方法をご紹介したいと思います。
普段と違う疲れを感じた時はもちろんのこと、定期的にチェックして自分の体の状態を認識しておきましょう。
リウマチは免疫異常によるものですので、初期段階では疲れ、倦怠感の継続、微熱など風邪に似た症状が出てきます。
風邪はしばらくするとすっかり治りますが、そうでない場合にはだらだらと続きます。
また、寒冷時に手足の先が白く変色してしまうレイノー現象や、貧血、むくみなども症状の一つですが、

これも特に女性の場合は冷え性だと判断してしまったり、見逃してしまいがちです。
だるさ、微熱も体からの重要なサインです、疲れの一言で片付けず注意しましょう。
リウマチは関節に大きな影響がでる疾患ですので、関節部分の変化も症状の判定のポイントです。
首や肩、背中のハリやこわばりは単なる疲れによる場合もありますが、

朝起きた時に顔がこわばる、左右対称のこわばりを感じる、関節が腫れるなどの変化を感じたら一度専門医師に相談してみると良いでしょう。

リウマチの検査について

リウマチは早い段階での処置がかなり有効にも関わらず、初期段階での判断が非常に難しい疾患です。
問診も重要ですが、リウマチと診断するまでに多くの検査が行われることが多いのです。
しかも、1度の検査で断定することは少なく、リウマチだと確定するまでには数回の検査を要します。
ここではリウマチ検査の種類についてご説明したいと思います。特に検査項目が多いのは血液検査です。
検査項目は、赤血球沈降速度や血液中のたんぱく質検査、リウトマイド因子検査も行われます。
リウマチ反応と呼ばれているのがこのリウマトイド因子による免疫異常検査です。
他にも赤血球やヘモグロビンの値などさまざまな検査項目があります。
リウマチは関節に異常をきたす疾患ですので、X線検査は非常に大切です。
この検査では、関節やその組織の腫脹と関節周囲の骨粗鬆症の発生具合を確認します。
リウマチは最初は軽度の骨粗しょう症であっても、関節の炎症が続くと、関節付近の骨が欠け始め、最終的には骨同士が融合するという段階を経て進行してゆきます。
初期診断だけでなく、経過観察においてもX線検査は重要な役割を果たしているのです。
リウトマイド因子や関節液中の炎症細胞有無を診断する為に関節液の検査も行われます。
また、治療過程で薬の服用可能性があるのと合併症予防の為に、尿検査も必要です。
初期判断が難しい分検査項目も多くなりますが、万が一リウマチだと診断された後の治療の為にも、最初のうちにしっかりと調べてもらうことが大切なのです。

悪性関節リウマチについて

既存の関節リウマチに加え、血管炎など関節外症状が伴い重篤な状態であると判断された場合は、悪性関節リウ マチと診断されます。
リウマチの中でも、内臓に障害がなく、通常の関節リウマチの症状が進行して関節の変形や機能低下による身体障害の場合には、悪性関節リウマチと判断されません。
悪性関節リウマチはかなり重篤な状態であり、公費負担の対象疾患となります。
また、一年間の受療者数は約4,000人と推定されており、こちらも男女比は1:2と女性患者が多いことが報告されています。
内臓疾患の伴わない関節リウマチと同じく、悪性関節リウマチもその原因は解明されていません。
関節リウマチの家族内発症率が12%という統計結果から遺伝性が指摘されることもありましたが、遺伝性疾患と断定されるほどの強い遺伝性はないとされています。
悪性関節リウマチの発症患者には、関節リウマチで認められる免疫異常がより強力な状態で現れます。
症状としては、全身血管炎型では既存の関節異常に加えて38度以上の発熱や、体重の減少がおこります。
また、筋力の低下、痛み、間質性肺炎、胸膜炎、多発単神経炎、消化管出血などの全身の血管炎に起因した症状がかなり強く、急速に現れます。
治療方法としては、それまで行っていたリウマチ治療の継続に加えて関節機能不全の進行に対する注意が必要になります。
また、寛解するまでは原則として入院治療を余儀なくされます。
ステロイド薬や免疫抑制剤を使用した治療や血漿交換の処置が施されることもありますが、どの治療法を選択するかは個別の症状によって変わります。]

若年性関節リウマチの3つの病型について

リウマチは大人の疾患だという印象がありますがが、16歳以下で発症する若年性の関節リウマチもあります。
こちらも男女比は女性のほうが多く、また、平均発症年齢が4歳半前後と非常に低年齢であることも特徴です。
残念ながら若年性関節リウマチもその原因は解明されておらず、慢性の関節疾患とされています。
若年性リウマチは、関節に現れる症状の他に、発疹、心膜炎、肝脾腫、リンパ節脹腫、ブドウ膜炎などを伴います。
若年性関節リウマチといってもそれぞれの症状だけでなく、治療方法やどの程度進行するのかなどさまざまな項目に差が出ている為、その臨床病型は3つの型に分類されています。
しかし、共通するのはどの型も最終的には関節面が破壊され拘縮が起きてしまう可能性がある事です。
診断基準としては、発症6ヶ月以内の経過観測においてどのような病型をとるかによって判断されます。
まず一つ目は『全身発症型』で、この型の特徴は高熱を伴うという症状です。
36度から41度の高熱状態が上下しながら継続し、サーモンピンク色のリウマトイド疹という発疹が現れます。
患者の半数に膜炎の症状が確認され、肝機能障害、リンパ節脹腫もほとんどの患者に確認される症状です。
2つ目は『多関節発症型』と呼ばれています。
この型は、5箇所以上の関節異常が見られる成人型と非常に酷似した経過を辿ります。
今のところ、関節症以外の合併症はほとんどないとされています。
3つ目は『小関節発症型』と分類されています。
関節炎症はが4ヶ所以下と少なく、体重による負荷がかある膝や足の関節に症状が現れます。
複数個所ではなく1箇所だけの場合もありますが、最近の分類では、小関節型と小関節型での発症を確認した後、症状によっては後から多関節になる型に分けることもあります。
発熱や関節炎としての予後は、他の型に比べると比較的良好ですが、この型は慢性、反復性のブドウ膜炎を併発するという特徴が見受けられます。
関節炎の症状と連動して発症するわけではありませんが、この為3~4ヶ月ごとの眼科的な診察が必要とされています。

リウマチの亜型について

リウマチはその症状が複雑で一言で断定できる疾患ではありません。
発生原因も明確にはされておらず、数多くの症状があります。
ここでは、関節リウマチの亜型についてご説明したいと思います。
まずは、16歳以下の若年齢層に発症が見られる若年齢性関節リウマチ(JRA)です。
病型は大きく3種類に分けられ、関節の炎症だけでなく発疹を伴う発熱があるのが『全身型(スチル病)』です。
10歳以下の子供の発症例が多いとされていて、この型に関しては、発症に男女差があまりないのも特徴です。
次にあげられるのが、『多関節炎症』という型です。この型は女児の発症が多く、平均して4歳前半という低年齢での発症も特徴的です。
複数個所に関節炎が発生し、成人のリウマチとかなり似た症状を辿ります。
多関節炎症とは対照的に、炎症の発生箇所が4箇所以下という少ない発症の場合には、『小関節型』と分類されます。
こちらも男女比は1:5と女児の発症率が高いという統計が報告されており、慢性のブドウ膜炎を併発することから眼科的治療が必要な症例もあります。
若年性ではない成人リウマチの亜型もあります。
悪性関節リウマチ(MRA)は、既存の関節リウマチの症状のほかに、内臓にも障害が発生してしまう状態です。
かなり重篤な状態で入院治療が必要な他、保険の指定疾患でもあります。
他にも、若年性の全身型の症状が成人に現れる『スチル病』や、関節リウマチの診断後に肺の肉芽腫が発見されると診断される『カプラン症候群』、

発作的にリウマチの症状が現れる『回帰性リウマチ』などの亜型があります。

リウマチに併発する病気について

リウマチははっきりした原因は分かっていませんが、免疫異常の疾患です。
関節炎症などが起きた際には他の疾患が併発してしまうことがあります。
併発する症状も発生原因が不明なことも多く、”関節の炎症による痛み”が原因とされる場合もあります。
代表的なのが、全身性エリテマトーデスで、発熱やだるさに加え紅斑が顔や手足に現れます。
症状が進むと皮膚や血管だけでなく、心臓や神経など他の器官の全てが侵されてしまいます。
重篤な状態になることも多く、厚生労働省の特定疾患(難病)に認定されています。
他にも、関節リウマチに併発する疾患には、免疫異常によって起こる『シャーグレン症候群』や、甲状腺ホルモンの分泌減少による『橋本病』などが挙げられます。
また、アミロイドという繊維状のタンパク質が、細胞や組織の間に沈着して障害を起こす原因となっている疾患を『アミロイドーシス』といいます。
これは『血清アミロイドAタンパク』というタンパク質の1種が過剰に増えすぎて全身の組織などに付着している状態で、消化器官障害による下痢や便秘、タンパク尿、肝臓の肥大などの症状が出てきます。
関節リウマチはもちろん、全身性エリテマトーデス、自己免疫不全による膠原病、またはがんなどの症状が進行してが治療が困難な状態の患者に見受けられる疾患です。
関節リウマチに併発する疾患はその種類も発生要因もさまざまです、普段と違った症状や体の変化を感じたら、すぐに担当の医師に相談し診察を受けることが大切です。

リウマチ改善の為の基礎療法について

リウマチの症状は人によってばらつきがあります。
リウマチと診断されてもほとんど進行しない人もいますし、痛みを感じる人もいます。
それぞれが症状に合わせた適切な治療を受けることが大切で、関節リウマチの治療方法は、大きく分けて4種類に分類されます。
初期段階である「基礎療法」に始まり、「薬物療法」、「リハビリテーション療法」、「手術療法」と進行していきますが、「基礎療法」が全ての治療方法のベースとなります。
基礎療法とは、患者さん自身の基本的な毎日の生活、行動について医師による指導を受けるというものです。
リウマチは関節の炎症の症状がありますので、関節に負担をかけないような生活を送る必要があります。
初期段階では関節の痛みというよりも、だるさやむくみを感じてしまい体を動かすことがおっくうになりがちです。
しかし、適度な運動習慣をこの段階で身に着けておくことは非常に重要なことなのです。
だるさや痛みであまり動きたくないときには、座りながらでも出来る手足を軽く動かす運動の指導など症状に合ったやり方を学びましょう。
また、関節に負担をかけない為にも太りすぎの場合には減量を意識したほうが良いですし、これ以上体重を増やさない工夫も必要です。
痛みを感じてからの減量は効率が悪く、非常に難しくなりますので、早い段階から体重管理は怠らないようにしましょう。
特に食事制限を強いられることもないので、食べ物に関しては意識が遠のきがちですが、バランスの良い食生活を心がけ健康な体作りに努めることが大切です。

リウマチ改善の為の薬物療法について

初期段階から症状が進んで腫れや痛みが増してくると『薬物療法』での処置が施されます。
症状も個人個人で異なりますし、副作用の危険もありますので、薬物療法を始めるときには、持病や服用している薬の種類などを担当医師にしっかり伝えることが肝心です。
関節リウマチの治療薬は、大きく分けて3種類あります。
ここではそれぞれの特徴などを説明したいと思います。
まずは、腫れや痛みなどの炎症を抑えることを目的とする『抗炎症薬』で、抗炎症薬には、非ステロイド性とステロイドの2種に分けられます。
非ステロイド系の抗炎症薬は、炎症を引き起こす原因といわれるプロスタグランジンという物質ができるのを抑制します。
すぐに効果を実感できますが、リウマチの進行自体をくいとめる効力はありません。
服用の際には、胃炎や胃潰瘍などのリスクを意識する必要があります。
ステロイドは副腎皮質ステロイドホルモンと似た構造を持ち、痛みや腫れの炎症を抑えるのに強い効果を発揮します。
しかし、骨粗しょう症や動脈硬化などの副作用発生リスクが高く、使用の際には医師の管理の下、少量から服用することが勧められています。
また、異状な状態にある免疫に直接作用し、病気の進行を抑える『抗リウマチ薬(DMARDs)』が使われることもあります。
早い段階から服用することで高い効果が期待できますが、効果を実感するまでに2~3ヶ月かかることもあります。
生物により生成されるタンパク質を利用した新しい抗リウマチ薬として注目されているのが『生物学的製剤』です。
これが免疫異常に関係しているサイトカンの異状分泌を抑え、リウマチの症状を軽減するとされています。

リウマチ改善の為の手術療法について

リウマチによる関節の炎症は腫れや痛みを伴います。
症状がリハビリや薬物治療で緩和されている間は手術に踏み切る必要はありません。
しかし、症状が進行して関節が破壊されてしまうと、痛みも激しくなり、変形などにより歩行が困難になることもあります。
このような症状の場合は手術療法が行われます。
手術療法としては、まず『滑膜切除術』という方法があります。
これは、腫れて痛みの原因となっている関節の滑膜を切り取ってしまうことにより、症状の緩和を目指します。
更に症状が進んで関節が破壊されてしまっているときには『機能再建手術』が行われます。
これは壊れた関節を人工関節と入れ替えてしまう処置で、失われた関節の機能を取り戻すことから『機能再建手術』とも呼ばれています。
膝や股関節のように歩行に重要な役割を果たしている関節は、その機能が損なわれると日常生活にも支障をきたしてしまいます。
人工関節は世界中で開発が進み、その機能は20年以上も安定するといわれています。
かつては人工関節というと二の足を踏んでしまう方も多かったのですが、最近では30代や40代の若い患者さんが人工関節を選択するケースも増えてきました。

手術という段階に至るまでには、さまざまな痛みと戦ってきています。
リウマチの治療というと痛みの緩和に集中しがちですが、関節が破壊されるほど進行した場合には、機能再建手術により早く自由な生活を取り戻したほうがよいという考え方も選択肢の一つなのです。
人工関節にもさまざまな種類がありますので、手術を受ける際には担当医師とよく相談することが大切です。

スポンサーリンク

関連記事

記事はありませんでした

グッドパスチャー症候群を詳細に:原因,症状,検査,治療など

グッドパスチャー症候群(ぐっどぱすちゃーしょうこうぐ

B細胞と抗体による体液性免疫

免疫には抗体が関係する体液性免疫、そして抗体が関係しない

免疫グロブリン製剤の働き・取り方・副作用・代表的な製剤などについて

人間の体は血漿成分によってさまざまな脅威から保護されてお

リンパ組織とは

生体防御のなかで重要な役割を果たすものをリンパ球といい、

自然免疫と適応免疫

免疫にはいくつか種類があり、自然免疫と適応免疫も免疫のひ

→もっと見る

PAGE TOP ↑