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食物依存性運動誘発アナフィラキシーとは?その対処法とは?

公開日: : 最終更新日:2015/12/08 食物アレルギー


食物でアレルギーの症状を引き起こす人が、近年増えているという報告があります。

アレルギーは年々多様化していて、反応を起こす食物の種類も増えています。

そのようなアレルギー症状の中で、食物依存性運動誘発アナフィラキシーという症状が出てきました。

どのような症状であり、対処法はどうなっているのかをまとめてみました。

どのようにして起こるのか

食物アレルギーは本来、特定の食物を口にすることでじんましんやぜんそくといった症状を引き起こす症状のことです。

一方で、運動誘発アナフィラキシーというものがあり、これは運動が引き金となってじんましんや呼吸困難、ひどいときには血圧低下のアナフィラキシー症状が出現してしまう病気です。

食物依存性運動誘発アナフィラキシーとは、運動の前に食事をすることで運動誘発アナフィラキシーをより起こしやすくなる症状のことを指します。

アレルギー症状を引き起こす食べ物が分かっている場合には、その食べ物を口にしてから2時間は、運動を行うことは避けるようにしなくてはいけません。

対処法とは

食物を避けることである程度の発症を避けることは可能ですが、症状が起きてしまった場合には、抗ヒスタミンや副腎皮質ステロイド薬を服用して安静にすることが必要です。

発症しやすい年齢は、中学生と高校生という青年期であることが分かっています。

また、原因となる食物には小麦製品と甲殻類が大部分であるとされています。

発症には食物と運動の組み合わせであることが分かっていますが、さらにある程度の運動量が原因であることと、ほかにも食物依存性運動誘発アナフィラキシーが発症しやすいいくつかの要因があることが判明しています。

あらかじめ発症を予防するような薬剤は、今のところ確立されていません。

しかしながら、診断では問診とアレルギー検査から原因食物を絞り込んで、誘発試験が実施されています。

青年期では、学校の授業などで体を動かすことが食後に実施されることも珍しくありません。

患者と保護者とともに、学校関係者などへも情報提供が必要となっています。

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