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そばアレルギーの特徴・症状・対策・仕組みなど

公開日: : 最終更新日:2015/06/13 食物アレルギー


近年、いろいろなものにアレルギー反応を起こす人が増えています。
その中でも厄介なのは食べ物のアレルギー。
食べ物のアレルギーがある場合はアレルギーを起こす食べ物だけではなく、その成分が入っているというだけでもアレルギー反応が起きてしまうので注意が必要です。
ここでは、食べ物のアレルギーの中でもとりわけ症状が重いといわれるそばアレルギーにスポットを当ててみます。

そばアレルギーの原因と症状

そばアレルギーの原因は、そばに含まれるたんぱく質が原因といわれています。
そのたんぱく質が身体に触れたり、体内に入ることで、身体に異物が侵入したと勘違いし、たんぱく質を追い出そうと過敏に反応するために起きるのです。
症状としては、皮膚が赤くなったりただれたりする、湿疹や蕁麻疹(じんましん)、粘膜の腫れ、下痢や嘔吐、喘息様の症状、呼吸困難などです。
子どもの食べ物アレルギーの場合は通常、3歳くらいになって腸管が丈夫になれば落ち着いてくると考えられていますが、そばアレルギーだけは違い、大人になっても症状が治まらない場合があります。
また、ほかの食べ物アレルギーに比べ症状がひどく現れるのが特徴で、ひどい場合にはアナフィラキシーショック症状を起こし、命に危険を伴うこともあるため注意が必要です。
そばアレルギーかなと感じたら早めに病院で検査を受けるようにしましょう。

そばアレルギーの検査

病院へ行けばそばアレルギーかどうかの検査が行なわれることになります。
まずは問診。
そばをどのくらい食べたらどのような症状が出たのか、そばを食べてからどのくらいの時間で症状が出たのかなどをチェックします。
そばアレルギーが疑わしいとなれば検査を行ないます。
血液検査でアレルギー反応を起こしやすい体質かどうかチェックしたあと、直接肌にそばをつけてアレルギー反応が出るかどうかなどの検査を行ないます。
ここで赤くなったり、湿疹が出たりするようであれば次の検査を行ないます。
食物除去試験で2週間程度、アレルゲンであるそばやそばの成分が含まれたものをいっさい口にしないようにして、今の症状が治まるかどうかの試験を行ないます。
これで症状が落ち着いてきたらそばアレルギーの可能性が非常に高いことになり、最後の検査として負荷試験を行ないます。
負荷試験はそばを一定の間隔で食べ、症状が出るかどうか、どの程度の症状が出るのかなどのチェックやアレルゲンの特定を行ないます。
場合によっては検査中にアナフィラキシーが起こることがあるので、慎重に行なう必要があります。
これらの検査でそばアレルギーと診断された場合には治療を行ないます。

そばアレルギーの予防法

そばアレルギーの場合、ほかの食物アレルギーに比べて症状が強く出る傾向があるので、少しずつ成分を取り込むことによって身体をアレルギーに慣らしていく、経口免疫療法は向いていません。
それを行なうとすればアナフィラキシーが起きても対応できるような病院で行なわれる必要があります。
そばアレルギーの場合はそういった療法よりも予防が大切です。

そばやそば粉を含んだ食品を口にしない。

そばだけでなくそば粉もそばアレルギーを起こす原因になります。
また、直接そばとは関係なくても、そばを製造していたのと同じラインで製造された食品や、そばを茹でたあとのお湯で調理した食べ物も口にしてはいけません。
食品の外装の表示を注意して確認するようにしましょう。

そばを調理しているところに近づかない

そばを打っている場所は、そば粉が舞っています。
また、そばを茹でている湯気が身体につくとそれだけで症状が出ることがあります。
湯気やそば粉を吸ってしまうと喉の粘膜が腫れ、呼吸困難になってしまうこともあるので、そばを調理している場所には近づかないようにしましょう。

そば殻の商品を使わない。

枕などにそば殻が使用されていることがありますが、このそば殻もそばアレルギーの原因となってしまいます。
そば殻の入った製品などを利用しないようにしましょう。

アナフィラキシーショック症状に常に注意する

自分が知らない間にそばの成分を吸ったり口に入れたりしてしまう場合があります。
そのような時はいつ症状が起きるかわかりません。
そばアレルギーの人はいつアナフィラキシーが起きるかわからないため、アドレナリンやエビペンなど、症状を一時的に緩和させる薬を常備して起きましょう。
症状が非常に強く出た場合には救急車を呼びます。
そのときは隊員にそばアレルギーであることをしっかり伝えてください。
応急処置や搬送先の参考になるときがあります。

自分がそばアレルギーであることをしっかり認識し、そば成分から遠ざかるのが一番の予防法といえます。

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