*

アレルギー改善のダニ対策の正しい掃除方法!

公開日: : 最終更新日:2015/11/22 アレルギー対策

寝具

寝具のダニ対策は、健康のため、また安全かつ末永く寝具を使うために忘れてはならないものです。普段はあまり意識しないかもしれませんが、夏期間に押し入れにしまっていた敷ふとんは環境次第ではダニの巣になってしまうこともありますし、年中使い通しのベッドのマットレスもダニの影響は無視できません。
また、ダニ対策は寝具の手入れと同義ですので、ホコリや臭いの対策にもつながり、アレルギー対策としても幅広く有効です。

ここでは、そうした寝具の手入れにも繋がるダニ対策の方法について、いくつかご紹介していきます。

ダニの性質について

ダニ対策には、まずダニの性質を知ることが重要です。敵を知らぬまま戦うのは無謀ですし、無駄な努力を重ねることになってしまいます。ダニなんて気持ち悪いと思わずに、しっかりと把握しておきましょう。

まずダニの習性について。ダニは暗くて高温多湿の環境を好み、人間の皮脂や髪の毛などを食べて生きています。寝具は人が寝ることで汗を吸い多湿な環境になりやすく、また人の皮脂などが付着しますから、ダニが生活するにはもってこいな環境というわけです。ダニは肉眼でかろうじて見えるかどうかというサイズですので、もし寝具の中にいたとしても、見つけられないことがほとんどです。

寝具に住むダニは人体に寄生することはないのですが、糞や死骸、脱皮した殻などが気管に入ってしまうとアレルギー疾患の原因となってしまいます。
また、それらのダニを捕食する別種のダニが寝具についてしまった場合、それらが人を刺すことがあります。アレルギー疾患がない人の場合、この状態になってやっとダニの存在に気づくこともあります。

では、ダニの弱点はなにかというと、日光などの強い光と高温です。ダニは暗い環境を好みますから、日光を浴びると弱ってしまいます。また、高温多湿を好むといっても地上の我々と同じ環境に生活する生物ですから、60℃以上の高温に長時間さらされると死んでしまいます。
ダニの除去のためには、これらの弱点を突くのが効果的です。

日常的な寝具の手入れで、ダニを除去しよう

まずは、一般的なお手入れ方法からご紹介しましょう。常の手入れが確実にできていれば、それだけでダニが住み着きにくい環境を維持できます。ダニ対策の最初の一歩にして最大の武器が、日々のこまめなお手入れというわけです。

まずは基本中の基本、「晴れた日にふとんを干す」です。
ふとんが吸った汗による湿り気を除去するのが目的ですから、干すのは晴れた日に限り、それも昼前後の時間帯とします。朝方は、朝露がおりることからもわかるように湿度が高いですので、かえって逆効果です。つまり、出勤前にふとんを干すのは良くありません。
また、急な雨などに対処できませんので、ふとんを干すのは天気が良い休日が良いということになります。

寝具の干し方にもいくつかポイントがあります。
まず干す時間については、2~3時間程度で問題ありません。むしろ下手に長時間干してしまうと、夕方の湿度が高くなってくる時間帯にかかってくるので、意味がなくなってしまいます。
また、寝具の両面を干すのも重要です。寝具が水吸った水分は下の方に溜まっていきますから、湿気をとるには両面を干す必要があります。とくに、敷ふとんは両面干しが必須です。ダニは日光の当たっていないほうへ移動するので、逃げたダニをきっちり殺すためにも、両面干しが有効となります。
このとき、寝具に黒い布をかけてやると、太陽熱を吸収することで内部を高温にし、ダニを殺すことができます。これなら花粉シーズンに寝具を干すこともでき、便利です。

寝具を干したら、次は表面や内部のホコリとともにダニを除去します。
これには、掃除機による物理的な除去がもっとも手っ取り早いです。ただ、寝具に直接掃除機を当てると、カバーが吸い込まれるなどして非常に厄介ですので、別売りのふとん専用ヘッドを使うか、吸込口にストッキングを被せるようにします。専用ヘッドよりは、古くなったストッキングの再利用をしたほうが経済的かもしれません。
これで寝具全体を掃除機がけすることで、ダニやその死骸を除去できるのです。
昔は、このような効果を期待して、ふとん叩きで叩いていましたが、これは寝具内部の綿やスポンジを傷めるだけで効果がないことがわかっています。それどころか、寝具の寿命を縮めてしまいますので、叩いてはいけません。

こうした作業を、可能であれば2週間に1回、面倒でも月1回は行ってください。そうすれば、寝具の中のダニを除去しつつ、ダニが繁殖しにくい環境にできます。特に、干すことのできないベッドのマットなどに、掃除機がけは非常に有効です。

加えて、寝具をしまう押し入れも、可能な限りきれいにし湿気取りを設置するなどし、ダニがつきにくい環境にしましょう。

すでについてしまったダニを除去したい

ダニが付いてしまった寝具については、もっと力技で対応せねばなりません。このとき有効なのが、高温でダニを殺すことです。
やり方は簡単で、普通にふとん乾燥機を使うだけ。それだけで寝具全体が高温になり、かつ湿気もなくなりますので、ダニが死んでしまうというわけです。
また、冬期間の場合、ホットカーペットのダニ除去機能も有効です。これはカーペット内部にダニがつかないように一定時間高温にするという機能ですが、それを使うときにホットカーペットの上に寝具を敷いておけば、カーペットと一緒にダニ除去ができます。

もう一つの対処法として、寝具をクリーニングに出すという方法があります。ダニの糞や死骸は水で除去しやすく、生きているダニも丸洗いでジャブジャブとやられ乾燥させられてしまえば、いなくなるというわけです。
それならば、「寝具なんてチマチマと干したりしなくても、ダニがついたらクリーニング出せばいいじゃないか」と、思われるかもしれませんが、そうはいきません。
ここで注意しなければならないのが、寝具の耐用年数です。というのも、寝具は丸洗いすることで中の綿が縮んで固くなってしまうので、洗えば洗うほど寿命が縮んでしまうのです。そのため、一般的な服のような頻繁なクリーニングは現実的ではないのです。ダニが出たら都度洗う、というのは、寝具をポンポン買えるお金持ちでない限りは、無理ということになります。
ただ、寝具に溜まってしまった汚れを落とすために、いずれはクリーニングが必要です。これまで紹介した方法できちんと定期的に干しているならば、1~2年に1回くらいのペースでのクリーニングで充分でしょう。
また、寝具を長時間しまっておくならば、クリーニングしてから保管すると、ダニ対策としてもちょうど良いです。

このように、寝具のダニ対策はマメなお手入れが重要です。キモとなるのは天日干しという古典的な方法であり、気候や住宅事情によるかもしれませんが、難しいものではありません。
毎日使う寝具ですから、ダニがいない快適な環境を保ちたいもの。ここでご紹介した情報がアナタのお役に立てば幸いです。

畳のダニ対策は、和室で暮らす上では非常に重要なものです。なぜかというと、和室の場合、押し入れのふとんなどを除けば、最もダニの棲息に適しているのが畳の内部だからです。

ダニの生息環境と、人体への影響

ダニによる影響というと、虫刺されによるかゆみを連想されるかもしれませんが、実際には少々異なります。人を噛むダニは、畳の内部に住み着いたダニを捕食する別種のダニであり、どちらかといえば副次的な被害であると言っていいでしょう。
畳に住み着くダニのなかで最も多く見られるのは、チリダニという種類のダニです。このダニそのものは、人を刺すことはありません。しかし、このダニのフンや死骸、脱皮殻がアレルギーの原因物質となります。ダニは非常に小さな生物で、そのフンや死骸なども目に見えない程度の微細なものです。これらがホコリなどと一緒に気管に入ることで、喘息やアトピーなどのアレルギーの原因となるというわけです。
このチリダニを捕食しているのが、ツメダニというダニです。もしチリダニが畳に繁殖してしまうと、これを食べるために集まったツメダニが人を刺してしまうのです。
また、ダニの中にはカビを餌にしているものもいます。畳の中はカビも発生しやすい環境ですので、こうしたダニが寄ってくる可能性もあります。

では、ダニはなぜ畳に住み着くのでしょうか。
ダニは、高温多湿で暗い環境を好みます。畳の中は日光を通さず、また天然素材でできているために湿度が維持されていますので、ダニが住み着くには最適というわけです。
また、ダニは人の皮膚から出る垢などの老廃物や髪の毛を食べています。畳の上は裸足で歩くことが多いですから、皮膚の表面から取れたものがくっついてしまいます。こうしたものが常に存在する畳は、ダニにとっては定期的に餌が提供される環境となります。

もちろん、新品の畳にはダニは住み着いていません。時間経過とともにダニが入り込み、繁殖していきます。さきほどご紹介した通り、畳の中はダニにとっては住みやすい環境ですし、梅雨や夏の間など、気温と湿度が高い季節には余計にダニが増えやすくなります。
そのため、定期的に畳の手入れをし、ダニ対策をしなければならないのです。

畳の手入れとダニ対策

では、畳のダニ対策について、どのように行えばいいのでしょうか。
基本的には、畳を清潔にして乾燥を保つことがダニ対策につながります。それは、もう一つの畳の大敵であるカビへの対策とも重なるところがありますので、一度の作業で一石二鳥を狙えます。きっちり手入れをすれば、ダニ対策だけでなく、畳をより長持ちさせることができますので、ぜひ試してみてください。

畳を乾燥させるには、床から取り外して干すのが最も有効です。
まず畳の取り外しですが、それにはマイナスドライバー等の先が平たい棒を縁に差し入れて、テコの容量で持ち上げます。こうして畳を一枚一枚外していき、風通しが良く日光があたる場所に並べて乾燥させます。
ただし、直射日光があまりに強いところに畳を干すと、表面の色が褪せてしまいますので注意が必要です。このとき、黒い袋をかぶせると直射日光のダメージを避けることができます。また黒い袋は日光の熱を効率よく吸収しますので、袋の中の畳を高温にします。
いくらダニが高温多湿を好むとはいえ、60℃近い熱に2時間近く晒されれば死んでしまいます。そこで乾燥させるだけでなく高温にすることで、より効率よくダニを殺せます。これは、カビ対策においても有効です。

畳を干している間に、床をキレイにしておきます。ダニは畳の中だけでなく、そこいらじゅうのホコリの中でも生活できますので、床にたまっているホコリを取り除いておかないと、せっかく畳を干しても意味がなくなってしまうからです。また、普段は掃除ができない箇所ですから、この機会にキレイにしておきましょう。
床の掃除については特に難しく考える必要もなく、掃除機でホコリを吸い込むだけで充分です。

畳が乾燥したら、残ったゴミやダニなどの除去をします。乾燥した畳に対し、編み目に添って掃除機をかけていきます。これにより、内部に残ったダニを吸い込んでいきます。
次に、熱いお湯で洗った雑巾をキツく絞り、それで畳の表面を拭き取ります。ここで重要なのは、雑巾に水気を残さないことです。畳に水気が残ってしまうと干した意味がなくなってしまいますし、表面を劣化させてしまうことがあります。心配なら、乾いた雑巾で仕上げをするとよいでしょう。
そこまでいったら、畳を元に戻します。そのとき、乾燥シートや防虫シートを畳の下に敷いておくと、今後の手入れが楽になります。

日常の手入れ

先ほど紹介したのは、大掛かりな手入れの方法ですが、このようなことは1年に1度くらいのペースで行うのが精々です。そこで、日頃の掃除の延長線でできるようなケアをしていくのが重要となります。
畳の掃除は、掃除機によるゴミの除去を行ったうえで、キツく絞った雑巾で表面を拭くようにします。ダニは皮脂などを餌にしますので、表面からそうしたものを除去しておけば、ダニにとって住みにくい環境に近づけることができます。さらに、掃除機の吸引効果で内部のダニを少しは吸い取れるかもしれません。
いずれにせよ、こうした地道な掃除を定期的にできるかどうかが、ダニ対策の鍵といえます。
ほかにも、ダニ用に針型ノズルで畳内部に注入するタイプの殺虫剤もありますので適宜利用してみるといいでしょう。
また、室内の湿度が高くならないように除湿剤を部屋に設置するのも有効です。

とりわけ賃貸住宅の場合、畳を上げての大掛かりな掃除ができない状態であることが多いので、日常のこまめな手入れが重要になってきます。都市部の賃貸住宅は特に湿気がこもりやすいものが多いですから、カビ対策も兼ねて、こうした湿度への注意は充分に払ってください。
もし退去時にダニが繁殖していたら、ハウスクリーニング代金を支払うことになりかねません。そうならないように、日頃からの掃除が不可欠であるといえるでしょう。

フローリング

フローリングの床は、それ自体がダニ対策になると言われています。実際のところ、それはどうなのでしょうか。

フローリングがダニ対策とされる理由

フローリングにダニがつきにくいといわれるのは、畳と比較してのことです。
ダニは目に見えないほど微細な生き物であり、餌場と住居を兼ねた中に潜んで生活します。畳の場合、内部に藁などを固めた芯材があり、そこに適度な空間が存在しています。さらに畳の中は適度な湿度が保たれ、日光が入ってこないため、ダニの棲息に適した環境になってしまっているのです。
ではフローリングはどうかというと、一般的には硬い板や合成樹脂製のマットなどを床に敷いた形になっていますので、ダニが住めそうな内部空間というものが存在しません。木目などの隙間にはダニが入りこめるかもしれませんが、決して広くはない空間ですので畳ほどには住みやすい環境ではないといえます。

こうしたことから、フローリングはダニ対策になるといわれてきました。
ところが、ハウスダストアレルギーに関する研究が進むにつれ、実はフローリングでもダニがいることがわかってきました。ダニアレルギーの原因となるダニの糞が、厚生労働省が定めるアレルギー基準値の20倍近く検出されたケースもあり、フローリングでさえあればダニ対策は完了、とはいえなくなってきました。

フローリングの特質とダニアレルギー

もともとフローリングは、ハウスダストについて問題視されていました。表面がつるつるなフローリングは、畳やカーペットと違い内部にホコリが入りこむことがありません。そのため、全てのホコリが床の上に転がり部屋の中を舞ってしまうというのが、その理由です。
つまりフローリングではホコリが舞い上がりやすいために、それを吸い込んでアレルギー症状を起こしてしまいやすい、というわけです。掃除をしていると、体感的にもフローリングはホコリが多い感じがしますので、この話は多くの人にとって納得のいくものだと思います。

そしてこのホコリが、ダニの問題を引き起こす原因となっています。
ダニというのは非常に小さな生物ですから、実は綿ボコリの中でも充分に生活できてしまいます。つまり床の上にホコリがある以上、フローリング加工されていようともダニは存在するのです。そして、そのダニの糞は、床の隙間などに落ちこむこともないですから、ほかのホコリと一緒に宙を舞うことになります。
これが、フローリング床なのにダニの糞がたくさん検出されてしまった理由です。
ダニアレルギーというのは、ダニに直接噛まれるのではなく、糞や死骸、脱皮殻などを吸いこんでしまった際に発症します。たとえ床がフローリングであったとしても、そうしたアレルゲンが出る可能性は充分にあるということを、ご理解いただければと存じます。

フローリングにおけるダニ対策の秘訣は、掃除にあり

では、フローリングでのダニ対策はどうすればいいのでしょうか。これは、他のハウスダストアレルギーの対処法と同様に、ホコリが舞わないように掃除するのが肝要となります。

いつも皆さんは、どのような手順で掃除をされているでしょうか。
おそらく、掃除機でホコリを吸い取ってある程度キレイになってから、雑巾で拭き掃除をしていると思います。でも、半日もしないうちにすぐにホコリを見つけてしまい、やってもやってもキレイになっている気がしない、という方が多いのではないでしょうか。

実は、ここにちょっとした落とし穴があります。
掃除機というのは、空気と一緒にゴミを吸い込んだ分、外に空気を吐きださなければならない構造になっています。なにを当たり前のことを、と思われるかもしれませんが、ここが問題で、掃除機は空気を吐き出すことで部屋の空気をかき混ぜてしまい、ホコリを舞い上がらせてしまっているのです。ホコリを吸い取って除去したいから掃除機を使っているのに、実際にはホコリを空中に舞い上げながら作業しているわけですから、実のところホコリはあまり取れていまい、ということになります。
掃除機をかけたつもりでも、すぐにホコリが出てくるのはそのためです。そのホコリは、掃除している最中には上空に逃げていたわけですからね。

ではどうすればいいのかというと、先に拭き掃除をしてから、掃除機をかければよいのです。床を先に雑巾で拭いてホコリを取り除き、それから掃除機をかければ、ホコリの空中への脱走を防ぎしっかりと除去できます。
またはいっそのこと、フローリングには掃除機をかけずに拭き掃除だけをするというのも手です。掃除機の排気がホコリを飛ばす可能性があるなら、一貫して拭き掃除だけで済ましてしまったほうが却って安全と割り切る考え方です。
おそらくは多くの人は、掃除の時間を縮小したいために掃除機を購入したはず。それなのに、フローリング床の掃除では掃除機の前に拭き掃除が必須、となってしまえば、時間短縮のために掃除機を使うはずが、拭き掃除という作業が増えてしまうことになり、本末転倒です。
それなら、拭き掃除だけで済ましてしまった方が良いというわけです。雑巾がけが面倒でも、紙シートによるワイパーなど手軽な拭き掃除ができる清掃器具も増えてきましたので、それをうまく活用すれば、忙しくても拭き掃除は充分可能となるはずです。

また、フローリング床の清掃はこまめに行うのが有効です。ホコリが舞いやすいフローリングでは、とにかくホコリを少なくることがダニ対策につながるからです。また、ホコリが少ないうちから順次除去できていれば、大掛かりな掃除にならないので長続きします。忙しい時には多少手を抜いても大丈夫なくらいであれば、1回の負担もそれほど重くはならないでしょう。

大掛かりなダニ対策

自分の手によるこまめな掃除の他にも、業者による掃除を依頼するのも有効です。プロの仕事はやはり違いますから、オーバーホールのつもりで何年かに1回くらいはお願いしてみてもいいでしょう。

また、燻煙殺虫剤によるダニへのダイレクトアタックも時々ためしてみるとよいでしょう。ダニは目に見えませんので、気になってくるといくら掃除をしていても不安になってくるものです。またある程度ダニが増えてしまうと、それを捕食する別種のダニが現れて人を刺すようになりますので、そうなってしまった際にも薬物による攻撃は有効です。
強力な殺虫剤ですから頻繁に使うものではありませんが、状況によっては試してみる価値はあります。

じゅうたんやカーペット

じゅうたんやカーペットは、ダニの悩みとは切っても切れないものがあります。その構造上、ダニ対策をキッチリしないと、すぐにダニのすみかになってしまうからです。このダニ対策は他のハウスダストへの対策も兼ねることもあり、やればやっただけ効果が得られます。また畳などと比べればその対策もぐっと簡単ですので、ぜひやってみてください。

なぜ、じゅうたん・カーペットにダニがつくのか

じゅうたんやカーペットは、装飾の意味合いもありますが、主な目的は床の保護にあります。床を何から守るかというと、人が生活する上で出てしまう汚れや、落下物などによる物理的なダメージからです。
とくに汚れが厄介で、これは裸足で歩いた際の垢や汗、食べカスなどがそれにあたります。そうしたものはダニの餌になりますので、人が生活しているだけで、じゅうたんをダニの餌場にしてしまうのです。
また、じゅうたんやカーペットには冬の防寒や保湿の役割もあります。人が快適に過ごすための保湿は、ダニにとっても好ましい環境となってしまいますので、ダニが住み着く原因ともなっています。
そのうえ、微細な生物であるところのダニは、隠れられる狭いところを好みます。その点、じゅうたんやカーペットの毛や繊維の隙間などは、住処兼避難場所としてもってこいなわけです。
さらには、じゅうたんやカーペットは衣服と違って毎日洗うようなものではありませんので、住み着いてしまったダニがなかなか除去できなくなってしまいます。

こうしたダニは、チリダニといって、人がだした垢や抜け毛などを餌にして生きています。彼らは人を直接刺すことはないのですが、糞や死骸、脱皮殻を吸い込んでしまうことでアレルギーの原因となります。
また、このチリダニが増えてしまうと、これを捕食するツメダニというダニが現れます。彼らは人の血を吸うわけではありませんが、踏まれたり上に乗られたりすると攻撃されたと思って噛み付いてきます。これが、ダニに刺されたという状態です。
刺されるほどにダニは増えた場合は、刺してきたダニだけでなく、その餌になっているダニも相当数いるということですから、いよいよ末期的状況になってしまったということになります。

ダニ対策としての素材選び

カーペットは素材やつくりによって、内部の湿度が異なってきます。化繊はウールよりも吸水率が低いですから、ダニ対策としては有効となります。ただし、高級感や手触りなどではウールのほうが上ですので、そのあたりはトレードオフとなります。
また編み方でも湿度に差がでます。糸が切りっぱなしのカットタイプよりも、ループタイプの方が通気性を確保しやすくなっており、湿気がたまりにくくなります。
最初の購入の時点で、ある程度ダニ対策について考えるなら、以上の2点について注目してみてください。

日常的にできるダニ対策

ダニ対策は、ほとんどは掃除に終始します。やはりダニが住みにくい環境をつくるのは、掃除が一番だからです。
まずは、こまめな掃除機がけ。毛の奥に潜むダニに対しては、叩いて殺すのも難しいですから、掃除機での吸い取りが有効です。ただし、ダニも生きているわけですから、吸い込まれそうになると毛にしがみついて抵抗します。そのため、1回掃除機をかけた程度ではダニを除去できません。むしろ、掃除機でのダニの完全除去は不可能だと考えたほうが良いです。
しかしながら、畳の表面をキレイにしておけば、ダニの餌になる垢や髪の毛などは除去できますので、彼らの食料を減らし繁殖を妨げられます。兵糧攻めという意味では、掃除は有効といえるのです。
掃除機での掃除は楽でやりやすいですから、なるべく毎日つづけるようにすれば、ダニ対策として非常に効果的です。

ついで有効なのが、乾燥させることです。天気が良い日には、こまめに部屋を換気しましょう。またじゅうたんやカーペットを敷いている部屋で洗濯物を部屋干しすると、湿気が溜まってしまいますので、やめたほうが良いです。
また冬になると加湿器を使うのも、場合によっては考えものです。冬は気温が下がり乾燥しますので、通常であればダニは減るものです。しかし加湿器を使えば、文字通り湿気を供給してしまうわけですから、自然に減るはずだったダニを延命させることになりかねません。
加湿器を使う場合、じゅうたんやカーペットを敷いた部屋は避けるようにしましょう。

さらに、じゅうたんやカーペットを天日干しすることで、より多くのダニを殺すことができます。これは内部のこもった湿気を除去するとともに、高熱に晒すことで、ダニの生活に適さない状況になります。カビ対策にもなりますので、乾燥はとても有効になります。
さらに、黒い布をかぶせておくことで、より効率よく太陽光の熱をあつめ、ダニを蒸し焼きにできます。これは花粉やPM2.5に対する防御としても有効で、外干しに適さない季節でも大丈夫です。
天日干しを終えたらていねいに掃除機をかけて、ダニの死骸や付着したゴミなどを吸い取っておきましょう。

日常の手入れという意味では、じゅうたんやカーペットを敷く場所についても注意が必要です。じゅうたんなどは通常は板の間の上に敷きます。畳の上にじゅうたんを敷くケースが少なくありませんが、これはダニ対策という観点では非常に問題です。
もともと畳は内部に空間があり湿気が溜まりやすく、ダニの住みやすい環境にあります。そのうえにじゅうたんやカーペットを敷いてしまうと、畳から水分が蒸発しづらくなってしまい、内部の湿気がより溜まりやすくなります。こうなると、通常の状態よりもダニが繁殖しやすくなってしまうのです。
畳の上にじゅうたんやカーペットを敷くのはやめましょう。

大がかりなダニ対策

大がかりかつ抜本的なダニ対策としては、やはり洗浄です。いくらダニでも、長時間水中でかき回され洗剤を浴びせられた挙句、高温で干されれば確実に死んでしまいます。自宅洗濯機でじゅうたん・カーペットの洗浄が可能であればそれでもいいですし、クリーニング業者に依頼するのも手です。
丸洗いはいつでもできるものではありませんが、季節が終わり片付ける前には実行したほうが、ダニ対策という点では確実でしょう。

カーテン

ダニといえば畳やカーペットにつくイメージがありますが、実はカーテンもダニの住処になりやすいものです。しかも、カーテン独自の特徴が、よりダニを広めてしまうことがあり、とても厄介なものです。
ここでは、カーテンのダニ対策についてご紹介していきます。

カーテンにはなぜダニがつく?

ダニは非常に微細な生物ですから、布の内部でも非常に広い生活の場となりえます。床と違って縦方向にぶら下がっているカーテンであっての、難なく内部に住み着くことができるのです。布くらいの厚みがあれば内部に隠れることもできますし、あとは充分に湿気があれば、ダニにとっては理想に近い生活環境となりえます。
そのダニは、人の皮脂や抜け毛などを主食としています。その点、カーテンというのは開け閉めなどで頻繁に手を触れますし、窓が空いていれば外からの飛来物がくっつきます。その中には花粉や虫の死骸などダニの餌になるものも多々あります。また、カビを食べるタイプのダニもおり、とくに都市部の賃貸では窓際に湿気がたまりやすいことからカビが生えやすいく、そうしたダニにとっても住みやすい環境となってしまいます。

こうして、ダニのマンションとなりやすいカーテンですが、カーテンというのは開け閉めにより部屋の中を移動しますので、ダニを撒き散らしやすいという性質があります。これにより、カーテンからダニが広まるという事態が起きがちになります。
また多くの場合、ダニ対策として床掃除はしっかりとやるものの、カーテンに関しては見落とすことがあり、床掃除で舞い上がったホコリに住んでいたダニがカーテンに逃げこむなどし、掃除しているのにダニが減らない、ということになってしまいます。

ダニの人体への被害というのは、空気中に舞った糞や死骸、脱皮殻を吸い込んでしまったときのアレルギー症状がメインです。カーテンは部屋に対して垂直に立っており、また開け閉めでバサバサと叩かれますから、前述した糞、死骸、脱皮殻といったものが飛散しやすく、ダニアレルギーの被害が床やじゅうたんよりも余計に出やすくなっています。

日常的なダニ対策

ダニ対策に有効なのは、やはり掃除です。床などの掃除をする前に、カーテンに掃除機をかけてダニを吸い取るようにすると効果的です。
注意すべきポイントとしては、掃除機の排気を部屋に向けないことです。今の掃除機はフィルターが優秀で、吸い込んだダニをみすみす放出することは少ないですが、空気の流れを作ることで床のホコリを舞い上げてしまい、掃除の効率を落としてしまいます。そこで、掃除機本体を窓の外に出すか、排気口を外に向けるかして、部屋の中に排気を送り込まないようにしましょう。
またカーテンをくまなく掃除機がけするのは難しいですので、床に近いカーテンの裾のほうを中心にやっていきましょう。床のホコリやフケなどが付着しやすいのは、カーテンの下のほうですから、このあたりにダニがつきやすいのです。
こうして、カーテンの掃除機がけをしておけば、床などの掃除の効率も上がります。特にダニ対策という観点では、最初にカーテンから手をつけるようにしましょう。

抜本的なダニ対策

ダニを大がかりに抹殺したいならば、やはり丸洗いが最も有効です。カーテンをカーテンレールから外して、洗濯機で水洗いしてしまいます。いくらダニでも、水攻めされてしまっては生きてはいられません。また汚れを除去すればダニの餌がなくなります。こうした2点から、カーテンの水洗いは抜本的ダニ対策といえます。また単純に、カーテンが綺麗になれば部屋が明るくなった気がしますので、掃除をした達成感が増すのもポイントです。
カーテンを洗うために取り外したら、ついでにカーテンレールのホコリを除去しておきましょう。
部屋の本格的な掃除をする場合、カーテンを洗っておかないと、せっかくの掃除が無駄になってしまいます。大掃除の際には、ぜひカーテンの丸洗いを行ってください。

もっと抜本的な対処として、カーテンを使わないという手もあります。ブラインドであれば金属やプラスチックでできていますので、ダニがつくことがありません。
窓を開けて換気する際にブラインドは融通がききにくく、カーテンのほうが便利ではありますが、子供がいるご家庭などは一考に値すると思います。

スポンサーリンク

関連記事

ダニ対策の道具選びでアレルギーを改善しましょう

アレルギーの大敵、ダニ ダニには血を吸うダニと吸わないダニがいることをご存知ですか。 ダニは

記事を読む

ダニが入らない特殊な性能の寝具ってご存知ですか?

ゴアテックス ゴアテックスは、登山用品・スキー用品、防水携帯電話にも使われているフイルム上の素

記事を読む

「ダニピタ君」の効果や特徴、使い方、体験談や口コミ情報

◆◆◆簡単、置くだけ、手間いらずの新しいダニ対策!【ダニピタ君】◆◆◆ 毎日こまめに掃除機をか

記事を読む

グッドパスチャー症候群を詳細に:原因,症状,検査,治療など

グッドパスチャー症候群(ぐっどぱすちゃーしょうこうぐ

B細胞と抗体による体液性免疫

免疫には抗体が関係する体液性免疫、そして抗体が関係しない

免疫グロブリン製剤の働き・取り方・副作用・代表的な製剤などについて

人間の体は血漿成分によってさまざまな脅威から保護されてお

リンパ組織とは

生体防御のなかで重要な役割を果たすものをリンパ球といい、

自然免疫と適応免疫

免疫にはいくつか種類があり、自然免疫と適応免疫も免疫のひ

→もっと見る

PAGE TOP ↑