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皮膚のバリア機能が低下している

公開日: : 最終更新日:2015/10/31 アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の皮膚はとてもデリケート

アトピー性皮膚炎の人は、もともと皮膚のバリア機能がうまく働かないということがわかっています。
私たちの皮膚は外部の刺激に対しても、皮脂やセラミド、アミノ酸などの働きでうまく対応しています。

アトピー性皮膚炎の人は、こういう皮膚の天然の保湿機能がうまく働きませんので、皮膚が常に皮膚炎を起こしやすい状態にあります。
皮膚が乾燥すると敏感になり、皮膚炎が起きやすくなります。

皮膚炎が起きるとかゆいので描いてしまい、掻くとますます皮膚炎がひどくなり、皮膚が荒れていくということの繰り返しで、皮膚がザラザラ、ごつごつした状態になります。
アトピー性皮膚炎の治療薬として一般的なステロイド外用薬は、適切に使用すれば、重篤な副作用は起こしません。

強いものから弱いものへ段階的に切り替えていくようにし、決して中断してはいけないことと、ステロイドはあくまでも湿疹を治す薬なので、かゆみには抗ヒスタミン剤や抗アレルギー薬の併用が必要だと理解しましょう。
そして、アトピー性皮膚炎の人は、一旦湿疹が治っても、スキンケアは続ける必要があります。

スキンケアといっても、高価な化粧品が必要というわけではなく、保湿成分の入ったローションなども皮膚科で処方しもらえますので、入浴後の清潔な肌に使用します。
湿疹が治っても、皮膚のバリア機能が低い体質ですので、きちんとケアしてあげなければならないわけです。

体を拭いたあとに、乾燥しやすい部分を中心にローションなどを塗り、炎症がある場合にはそのあとに外用薬を塗ります。

アトピー性皮膚炎の人の入浴のポイント

入浴時にも、皮膚を傷めないように低刺激性のベビーソープなどを使用し、ガーゼーや手のひらで優しく洗います。
少しぬるめのお湯で全身を丁寧にすすぎましょう。

シャンプーやリンスは、体を洗う前に使用し、体の皮膚に成分が残らないように工夫するとよいでしょう。
特にすすぎ残しは、首などに炎症が出やすくなりますので、何よりもよくすすぐことが大事です。

プールや温泉などは、白癬菌や水いぼの原因となる菌がたくさんいますので、使ったあとはまず、シャワーで体を清潔にします。
普通の人よりも、アトピー性皮膚炎の人は皮膚のバリア機能が弱いので、水虫や水いぼ、とびびなどにも感染しやすいのです。

特に夏場で汗をかいた時、スポーツのあと、スミングスクールのあと、部活動のあとなどは、すぐにお風呂に入る習慣をつけましょう。
最終的には入浴後のスキンケアだけで、アトピー性皮膚炎が寛解し、よい皮膚の状態を保てるようになります。

スキンケアは日常生活の一端に組み込んでしまえば、それほど面倒ではなくなりますので、とにかく忘れずに毎日行いましょう。

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