*

アトピー性皮膚炎の爪や甘皮への影響

公開日: : 最終更新日:2015/11/09 アトピー性皮膚炎


爪の甘皮というと、おそらく女性であればあの部分だなとすぐにわかると思います。
爪の付け根に数ミリ程度被っている皮膚のことで、これは爪を保護する役割を持っています。
近年はネイルアートが一般化したこともあり、甘皮の処理を行う女性も多いでしょう。

爪の甘皮の役割

爪の甘皮は、爪を支える役割だけではなく、皮膚の隙間から細菌や雑菌が入り込むのを防ぐ役割があります。
細菌が入り込み感染すると、ひどい場合には爪が成長しない、爪が生えてこない場合もあります。
甘皮がただれていると手指が乾燥しやすい、赤くただれる、かゆみが起こるといった症状の経験がある人も多いでしょう。

甘皮が無い状態は好ましくない

とくに甘皮の処理などをしていないのに甘皮がない状態は体からのSOSです。
実は、爪は体の健康状態があらわれやすい部分なのです。
甘皮がない状態は、皮膚が乾燥している、生活習慣が乱れ体内のバランスが崩れている、洗剤やシャンプーなどの薬剤で荒れている、またアトピー性皮膚炎の影響の場合もあります。

アトピー性皮膚炎による甘皮の消滅

アトピー性皮膚炎が原因の場合は、爪の成長に充分な栄養が指先まで届かず、栄養不足になっていることが原因として考えられます。
もし、アトピー性皮膚炎の体質があり、爪の周囲の異常が見られた場合には、早めに皮膚科医の診断を受けるのが良いでしょう。

ネイルアートのやり過ぎに注意

ネイルアートをほどこす前に、ほとんどの場合甘皮の処理をします。
余分な甘皮を切って見た目を美しくするために行われますが、この際にも甘皮を切り過ぎるのは避けたほうが無難です。
甘皮を切る際に傷つけてしまい、ネイルアートで使用する薬剤が刺激になることもあります。
甘皮の処理は月に一度程度にとどめ、爪や周囲の皮膚に異常がある場合には無理にネイルアートをしないようにしましょう。
できれば自己流ではなく、一度本格的に勉強し知識や技術を習得するか、信頼のおけるサロンで楽しむのが良いでしょう。
なお、時には素のままの爪で過ごして休ませてあげることも必要です。

スポンサーリンク

関連記事

アトピー性皮膚炎の保湿剤の働きと重要性

アトピー性皮膚炎の治療のなかで有効なのが肌を乾燥させないように保湿剤を用いることです。 保湿剤

記事を読む

アトピーと腸管粘膜の炎症との関係とは

近年の研究の結果で、アトピー性皮膚炎と胃腸のトラブルには関係があることが判明しています。 アレ

記事を読む

アトピー性皮膚炎に影響するフィラグリンとは?

フィラグリンとは皮膚を守る働きを持つタンパク質です。 肌の角質層を形成するのに不可欠なもので、

記事を読む

アトピー性皮膚炎とはどんな病気?

アトピー性皮膚炎とはどんな病気? 激しいかゆみを伴う湿疹が繰り返しできるアトピー性皮膚炎とはど

記事を読む

乳幼児の湿疹とアトピー性皮膚炎

乳幼児の皮膚炎は小児科よりも皮膚科で アトピー性皮膚炎はもともと乳幼児に特有の病気だと考えられ

記事を読む

アトピー性皮膚炎の「痒み」の理由は?

アトピー性皮膚炎で起こる、強い肌の痒み。 時には眠れなくなるほどの痒みを感じ、睡眠不足に陥る患

記事を読む

アトピー性皮膚炎と耳切れ

耳切れという皮膚疾患の症状があります。 これは、耳たぶの付け根が切れてしまう症状で、アトピー性

記事を読む

アトピー性皮膚炎に温泉の効果は?

アトピー性皮膚炎など肌の疾患に温泉が良いというのは有名な話です。 しかしながら、実際にどのよう

記事を読む

皮膚のバリア機能が低下している

アトピー性皮膚炎の皮膚はとてもデリケート アトピー性皮膚炎の人は、もともと皮膚のバリア機能がう

記事を読む

ステロイド薬とプロトピック軟膏の併用

アトピー治療の現場やアトピー患者の間で、プロトピックという薬が話題に登ることがあります。 プロ

記事を読む

グッドパスチャー症候群を詳細に:原因,症状,検査,治療など

グッドパスチャー症候群(ぐっどぱすちゃーしょうこうぐ

B細胞と抗体による体液性免疫

免疫には抗体が関係する体液性免疫、そして抗体が関係しない

免疫グロブリン製剤の働き・取り方・副作用・代表的な製剤などについて

人間の体は血漿成分によってさまざまな脅威から保護されてお

リンパ組織とは

生体防御のなかで重要な役割を果たすものをリンパ球といい、

自然免疫と適応免疫

免疫にはいくつか種類があり、自然免疫と適応免疫も免疫のひ

→もっと見る

PAGE TOP ↑