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アトピー性皮膚炎への油の影響は

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 アトピー性皮膚炎


アトピー性皮膚炎には油が良くないと言われますが、なぜ油が悪いのか、体にどのような影響があるのかを詳しく知らない人も多いでしょう。
どのような油に問題があるのか、また油の種類は関係しているのかを見ていきましょう。

リノール酸の多い油について

サフラワー油(べにばな)、サンフラワー油(ヒマワリ)、コーン油、ナタネ油、大豆油などはリノール酸の多い油です。
アトピー性皮膚炎にはこれらリノール酸の多い油は適していないと言われています。
リノール酸からできるアラキドン酸が蓄積していくことで悪い影響を与えているというのが理由の一つです。
野菜を食べたいときには油で炒めたり焼いたりする調理法ではなく、蒸す、温野菜サラダにする、油を使わないで作るスープなどにするのが良いでしょう。

魚類の油にも注意が必要

油というと、焼いたり炒めたりするときに使うものというイメージが強いですが、食物の中にはそれ自身が油を持っているものが少なくありません。
魚類に含まれる油にはヒスチジンという物質が含まれていることも多く、これはかゆみのトラブルを引き起こすとされるヒスタミンに変化するものです。
また、ヒスチジンは皮膚の健康にとって重要な亜鉛を体の外に押し出す作用もあるため、アトピー性皮膚炎の患者が食べることはあまりすすめられていません。
ヒスチジンを多く含む魚には、カツオ、サバ、マグロ、イワシ、サンマなどがあります。
魚を食べる際にはできるだけ白身の魚を選ぶことを推奨します。

調理法や食材を工夫することで美味しいレシピで満足できる

油を使わない、ヒスチジンの多い魚を食べないとなると、アトピー性皮膚炎の改善には良いのですが食事の楽しみは薄くなるという人もいます。
この問題は調理法を工夫したり、食材との相性やバランスを考えることで解決します。
油を少なくする食事はアトピーを患っている人だけではなく家族にも良い影響がありますし、さまざまな病気の予防に役立つものです。
今は油を使わないレシピもたくさんあるので、無理のない工夫で楽しい食卓にしましょう。

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