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アトピー性皮膚炎の「痒み」の理由は?

公開日: : 最終更新日:2015/12/19 アトピー性皮膚炎


アトピー性皮膚炎で起こる、強い肌の痒み。
時には眠れなくなるほどの痒みを感じ、睡眠不足に陥る患者もいると言います。
アトピーのこの「痒み」の原因はどこにあるのでしょうか。

アトピー性皮膚炎の人は肌の痒みを感じやすい

通常の肌の人と比べ、アトピー性皮膚炎の人は「痒み」に対して非常に敏感な状態であると言います。
私たちの肌は、もともと痛みや痒みを感じるようにできています。
これは命を守るためにあり、肌の上のケガや異常をいち早く察知するためのものです。
アトピー性皮膚炎の患者は、この痒みの感じ方が異常なほど敏感になっているのです。

肌が乾燥しやすいことも原因の一つ

肌の乾燥もまた、大きな痒みの原因になります。
アトピー性皮膚炎の場合、肌をかきむしると角質層が痛み、さらにそこから乾燥しやすい状態になってしまいます。
アトピー性皮膚炎の治療の基礎として「保湿」が挙げられるのはこのためです。
皮膚に水分をしっかりと与え、保湿をすることで角質層の働きを高めていきましょう。
顔のスキンケアと同じような、優しくしっかりとした水分の補給と保持がポイントです。

掻いてしまうとさらに痒みが増すことがある
アトピー性皮膚炎の痒みはとても強烈なため、どうしても掻きむしってしまう、ということもあります。
通常、肌を掻く行為は痒い状態をなんとか落ち着かせるためにするのですが、アトピー性皮膚炎の場合、掻くことでさらに強い痒みが発生しやすい状態の肌になっています。
痒みを引き起こす物質としてヒスタミンがありますが、「アトピー性皮膚炎の痒み」に関してはヒスタミンではないものが関係していると近年の研究でわかってきました。
アトピー性皮膚炎には抗ヒスタミン剤が効果がないことも多くあります。

アトピー性皮膚炎の痒みへの対策

まず、掻きむしらないこと、肌を清潔に保ち乾燥させないことが基本となります。
アレルギーの原因となるものとして思い浮かぶものに食べ物がありますが、家の中のホコリなどのハウスダストも痒みに関する大きな原因となっています。

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