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アニサキスアレルギーの特徴・症状・対策・仕組みなど

公開日: : 最終更新日:2015/05/31 物理アレルギー


アニサキスアレルギーとは、海にいる魚に寄生するアニサキスという虫によって引き起こされるアレルギー症状のことを言います。
アニサキスは魚やイカなどの体内に住む寄生虫で、寄生された魚を食べることで人の体内にも入ります。
ほとんどの場合、口からアニサキスが体内に入っても胃に届く頃には死んでいますが、アニサキスが死んでいても体に何らかの反応が起こるとアニサキスアレルギーとなります。
魚を好きな人が多く、生で食べる文化が根付いている日本では、多くの症例が見られるアレルギーです。

アニサキスアレルギーの主な症状

アニサキスが寄生している魚を刺し身やカルパッチョ、酢味噌和えなど生の状態で食べると、体内に入ったアニサキスが胃の粘膜に食い付くことで激しい腹痛を起こします。
ここまでは生きているアニサキスによって引き起こされる症状ですが、アニサキスが死んでいた場合でも体のかゆみや蕁麻疹(じんましん)の症状が出ることがあります。
こうなると魚の加熱を十分にする、一度冷凍するなどの方法でアニサキスを死なせるだけでは防ぐことができません。

アニサキスアレルギーの予防法

アニサキスアレルギーを防ぐのにもっとも適しているのは、寄生している魚を食べないことになりますが、魚類を食さないとなると栄養面に不安が残りますし、日本の生活環境では現実的とは言えないでしょう。
アニサキスは宿主の筋肉より内臓に寄生しているため、内臓を調理に使わないこと、常温でしばらく置いておくと筋肉へと寄生場所が変わるため、できるだけ新鮮な魚を得られるように心がけること、またアニサキスが寄生することができない小ぶりな魚を食べるという方法もあります。
海から遠い川の上流に住むような魚にはアニサキスの寄生はないので、川の魚を食べるというのも一つの方法です。
また、自分がアニサキスにアレルギー反応を起こす体なのかを前もって知っておくのも予防策になります。
病院での血液検査でわかりますので、不安な場合は一度医師に相談してみると良いでしょう。

アニサキスアレルギーが起こってしまったら

まずは病院でしっかりとした診療を受けることが大切です。
アニサキスアレルギーの対応で難しいのは、ほかのアレルギー症状のように食物を特定できない点です。
たとえば、アーモンドアレルギーの場合はアーモンドを控えるという対応ができますが、アニサキスアレルギーの場合は特定の魚を食べなければ大丈夫というものではありません。
魚を食べない選択をした場合、魚から得られる栄養素を摂取できなくなるので、魚以外で栄養の豊富なメニューを考えましょう。
魚から得られるミネラル、カルシウムなどの栄養素を魚以外の食物から摂ることができるよう、バランスの良い食事を心がけてください。
内臓を食べないという前提であれば、新鮮であればあるほど魚の肉側にはアニサキスはいないので、新鮮な魚を吟味する目を持つというのもポイントです。

アニサキスはアレルギーでない場合も危険

アニサキスはアレルギー反応を起こす人だけに危険なわけではありません。
生きたまま胃腸まで届くと、粘膜を食い破る激痛が走ります。
人の体内では成虫にはなりませんが、そのまま放置するのも問題があります。
また、今までアレルギー反応がなかった場合でも、突然反応を示す場合もあります。
魚類を食べたあとに腹痛などの症状が出た場合には、食中毒の可能性も含め、すぐにかかりつけの病院へ向かうことが大切です。
病院では胃カメラを用いた処置や開腹手術などにより、生きているアニサキスを直接取り除く処置が受けられます。

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