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花粉症の鼻の検査でわかる事

公開日: : 最終更新日:2016/01/29 アレルギーの検査


鼻水や鼻づまり、くしゃみなど鼻にまつわる症状が多い花粉症では、鼻に関する検査が行われることがあります。
ここではどんな検査が行われるのか、解説していきます。

鼻鏡検査

鼻鏡検査では、鼻粘膜の状態を鼻鏡を用いて直接観察するという検査です。

鼻鏡は鼻孔の内部を確認するための医療器具のひとつで、2枚の小さな金属板、そしてそれを保持する柄によって構成されています。

この鼻鏡という器具をつかって鼻の入り口を開いて、内部の状態を観察していきます。

鼻の内部は暗くてよく見えないため、額帯鏡という凹面鏡などを用いて明るくしつつ観察するのが一般的です。

小鼻の後ろに位置している下鼻甲介というところの粘膜を主に観察します。

通常、健康状態に問題がない人の場合は鼻粘膜がピンク色をしています。

しかし、花粉によって発生する花粉症を発症していると、はじめは赤色、最盛期には蒼白色をしています。

通年性のアレルギー性鼻炎の場合は、粘膜表面が白色で浮腫状に変化することが知られています。

しかし、花粉症の原因はスギ花粉だけでなく、ほかの植物の花粉に反応して1年を通じて鼻炎症状が継続される場合があります。

その場合は、粘膜が白くなるため、この検査だけで鑑別するのはむずかしくなります。

粘膜が腫れている場合は、その状態を改善するための薬剤が必要となります。

同時に鼻水の粘性や性状、黄色の膿が混入していないかも確認されます。

もしも、黄色の膿が混入しているようなら、副鼻腔炎を合併している可能性があるため、治療方法がちがってきます。

鼻鏡検査はアレルギー反応が生じている鼻粘膜の状態を把握するために、必要となる検査です。

鼻に関連する症状は多彩で、鼻づまりひとつとっても、鼻の粘膜が腫れてつまってしまっているのか、あるいは鼻水がたくさん出てつまってしまっているのかさまざまな原因が考えられます。

その原因を明らかにするためには、鼻の内部を直接見る検査は必要不可欠なのです。

鼻汁中好酸球検査

花粉症はアレルギー性疾患のひとつなので、好酸球と呼ばれる細胞が増加します。

好酸球は顆粒から特殊なたんぱくを出して、寄生虫や虫卵にダメージを与える役割を担います。

好酸球の本来の役割は寄生虫や虫卵への攻撃ですが、肥満細胞や好塩基球のヒスタミン遊離を抑え込む働きをもちます。

好酸球は炎症細胞のひとつなのでアレルギー症状が起きると増加するため、アレルギー症状かどうかのひとつの指標として、好酸球の数が検査で確認されることがあります。

鼻汁中好酸球検査では、採取した鼻水を顕微鏡をつかって観察し、好酸球の数を確認します。

鼻水やくしゃみ、鼻づまりといった症状は花粉症特有ではなく、風邪などにも見られる症状です。

しかし、花粉症の場合は鼻水に好酸球が含まれますが、風邪の場合は好酸球が含まれることはありません。

そのため、顕微鏡をつかって鼻水に好酸球が含まれるかどうか調べることは、風邪との鑑別に大きく役立ちます。

ウイルスや細菌感染では好酸球は増加せず、好中球が増加するのが一般的です。

また、アレルギー性鼻炎の場合は血液中よりも鼻粘膜での増加することが多いと言われています。

鼻汁中好酸球検査では顕微鏡を用いて好酸球の有無だけでなく、その程度も確認します。

全視野でひとつでも存在すれば陽性、その割合によって(1+)~(3+)であらわされるのが一般的です。

アレルギーのほとんどが陽性となるため精度が高い検査で、非アレルギーでの陽性はごくわずかです。

そのため、アレルギー性かどうかの優れたバロメーターとして機能します。

鼻汁中好酸球検査はとても簡単な検査で耳鼻科などに来院後すぐに行うことができるので、非常に手軽です。

鼻汁に含まれる好酸球は症状が激しくなるタイミングの1時間後にあらわれ、数時間でピークに達してから減少すると言われています。

最初の頃は陰性になりやすいので、好酸球がピークに達する昼近くに鼻汁を採取するのがいいとされています。

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