*

ストレスと免疫力アップの関係とは?

公開日: : 免疫


私たちは、日々ストレスと闘っています。
そのレベルの大小はありますが、イライラしてしまったり、なんだか気分が落ち着かなかったりするというときは、ストレスを抱えているのかもしれません。
そして、そのストレスが、体内の免疫力の低下にもつながってしまうので、注意が必要です。

ストレスでリンパ球が減少

免疫力は、自律神経によってコントロールされています。
興奮した状態では、交感神経が働き、リラックスした状態では副交感神経がはたらきます。
ストレスを受けると、交感神経が強くはたらきます。

すると、体内の免疫機能はどうなるのでしょうか。
交感神経が強くなると、免疫細胞の「リンパ球」が減少します。
リンパ球は、空気中に存在する細菌や、ウイルス、果てはガン細胞をも退治してくれる大切な免疫細胞です。

しかし、ストレスによって交感神経が優位になり、リンパ球が減ってしまうと、普段は平気であった細菌やウイルスの影響を受け、またガン細胞を退治する力が弱まります。
ガン細胞は、毎日大量に発生しては、このリンパ球によって退治されるのを繰り返しています。

そのため、リンパ球が減少するのは、ガンが発生する可能性を高めているともいえるのです。

免疫が過剰反応することも

また、副交感神経が強くなりすぎると、リンパ球が過剰反応を示します。
すると、体内では正常なはたらきをする細胞までも、攻撃しはじめます。

これが、アレルギー反応などで、表面にあらわれてしまうのです。
つまり、自律神経のバランスが崩れると、途端に免疫力が低下したり、逆に過剰反応を示して、体に悪影響を及ぼしてしまいます。

自律神経を乱すのが、日常的なストレスです。
ストレスとうまく付き合っていくことが、免疫力を正常にするためには必要不可欠なのです。

ストレスをためない生活

ストレスをためないためには、毎日少しずつ解消していくことが重要。
その方法は人それぞれですが、たとえば、ノートに自分の気持ちを書いたり、お風呂で気持ちよく歌うことでもストレスは軽減します。

声を出したり、自分の感情を表に出したりすることが大切なのです。
心の中に不満や悲しみ、不安感が募るほどにストレスとして重くのしかかってきます。
それをなくすために、自分を抑え込まないようにしましょう。

心と体の病気は繋がっているといってもおかしくありません。
ストレスをためない生活で、免疫力アップを目指しましょう。

スポンサーリンク

関連記事

自然免疫と適応免疫

免疫にはいくつか種類があり、自然免疫と適応免疫も免疫のひとつに数えられます。 これらはそれぞれ

記事を読む

T細胞が主役の細胞性免疫

なんらかの病気や怪我の治療のために、移植という方法が選択されることがあります。 移植には2つの

記事を読む

白血球の種類と働き

白血球は血液の一成分で、細胞成分に分類されます。 外部から体のなかになんらかの細菌や異物が入り

記事を読む

免疫グロブリン製剤の働き・取り方・副作用・代表的な製剤などについて

人間の体は血漿成分によってさまざまな脅威から保護されており、それを抗体もしくは免疫グロブリンと呼

記事を読む

抗ヒスタミン薬の働き・とり方・副作用・代表的な製剤などについて

温熱や寒冷、薬、食物などさまざまな物理的刺激がきっかけとなって、皮膚組織内に存在する肥満細胞から

記事を読む

笑いと免疫力アップの関係とは?

テレビを見たり、本を読んだりなど、毎日一度は声を出して笑うことがあるでしょう。 この、毎日笑う

記事を読む

腸管免疫の働きや仕組み

腸管は人間にとってなくてはならない器官で、食物から取り入れられた栄養素やエネルギーを消化・吸収す

記事を読む

リンパ組織とは

生体防御のなかで重要な役割を果たすものをリンパ球といい、そしていろいろな種類の白血球が集合して生

記事を読む

免疫力は健康の要です。免疫力についての基礎知識

免疫とは病気を免れることであり、体を守るために区別し排除する働きのことを免疫力といいます。 体

記事を読む

肥満細胞とヒスタミンの関係

肥満細胞はその形状が肥満のよう見えることから呼称されたもので、肥満とは直接的関係はありません。

記事を読む

グッドパスチャー症候群を詳細に:原因,症状,検査,治療など

グッドパスチャー症候群(ぐっどぱすちゃーしょうこうぐ

B細胞と抗体による体液性免疫

免疫には抗体が関係する体液性免疫、そして抗体が関係しない

免疫グロブリン製剤の働き・取り方・副作用・代表的な製剤などについて

人間の体は血漿成分によってさまざまな脅威から保護されてお

リンパ組織とは

生体防御のなかで重要な役割を果たすものをリンパ球といい、

自然免疫と適応免疫

免疫にはいくつか種類があり、自然免疫と適応免疫も免疫のひ

→もっと見る

PAGE TOP ↑