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潔癖症と免疫力アップの関係とは?

公開日: : 免疫


「潔癖症」の人が、そばにいるという人はいるでしょうか。
または、自分自身が潔癖症だという自覚がある人も、中にはいるかもしれません。

潔癖症とは

潔癖症は、こうして書かれると病的なもののように思えますが、その症状は軽度な場合も多く、手を何度も洗ってしまうことや、人が触ったものが触れないなど、人それぞれの症状があらわれてきます。
重度な潔癖症の場合は、自分や他人が一度でも使ったタオルは使えない。

除菌スプレーをいたるところで使う。
ドアノブなど、公共の建物の一部分に触れないなど、ストレスと隣り合わせになることも。

清潔にしすぎはNG?

そして、単に清潔を保っているだけの行為だとしても、それがほかの影響を及ぼすことがあります。
それが、免疫力への影響です。

人は、体内に入り込んだ雑菌やウイルス、アレルギー物質を追い出すために「免疫」がつくられます。
いわば、その物質を退治する薬が、体内で自然とつくられるのが「免疫機能」です。

そして、次に同じ物質が再度体内に入ったときには、この免疫がすばやく退治し、健康な体を保っているのです。
しかし、潔癖症の場合はどうなるのかというと、雑菌やウイルスなどを徹底的に排除するため、免疫物質がつくられません。

また、そうした菌の中には、体内で有効なはたらきをするものもいるのですが、潔癖症の場合は徹底的に除菌をしてしまうので、有効な菌さえも殺してしまいます。
すると、体内ではふとしたキッカケで侵入した雑菌やウイルスに抵抗できず、病気が長引いてしまったり、普段ならかかることはない軽度の病気になってしまうのです。

潔癖症とストレス

また、潔癖症であるということは、清潔に保ちたい思いや、周囲が汚いと感じてしまうことから、日常生活にストレスを感じることも少なくありません。
ストレスも、免疫力を低下させる原因のひとつです。

周囲の環境を清潔に保つのは、とても良いことです。
しかし、清潔にしすぎても逆効果であることや、体内の免疫のためには、少しの菌は必要であることを覚えておきましょう。

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