*

リンパ組織とは

公開日: : 最終更新日:2016/03/23 免疫


生体防御のなかで重要な役割を果たすものをリンパ球といい、そしていろいろな種類の白血球が集合して生成された組織のことをリンパ組織と呼びます。
たくさんのリンパ球が網の目のようにからんでみられる、結合組織もリンパ組織に含まれます。

リンパ組織はそこにみられるリンパ球の発達やどの程度まで成熟しているかによって、一次リンパ組織、二次リンパ組織に大別することができます。
一次リンパ組織には胸腺や骨髄などが含まれ、リンパ球の生成やはじめの選択に関係します。
二次リンパ組織はリンパ球と反応する外来性分子あるいは不活性分子の変化した物質に適した環境を与えます。
たとえば粘膜内リンパ組織やリンパ節、扁桃腺のリンパ濾胞などがそれに該当します。

リンパ組織はしばしばリンパ器官と混同されますが、両者はまったくちがうものです。
組織というのは決められた構造や機能を備えたひとつ、あるいはいくつかの細胞の集合のことを言います。
動物の場合は筋肉や体液、骨、上皮などが組織に含まれます。
これに対して、器官というのは胃や肺に代表されるように、特定の形と働きをもったものをいいます。
器官は複数の組織によって形作られているというのが、一般的です。
つまり、リンパ組織というのは赤色骨髄や胸腺、脾臓、リンパ節、パイエル板、扁桃、虫垂などのことを指します。
そして、リンパ器官はうえの組織の総称ということになります。

リンパ節は、リンパ組織の代表格とも言えるもので重要な働きをもちます。
体中から組織液を集めて静脈に戻すリンパ管系の途中にあり、組織内に入り込む、もしくは起きた非自己異物が血管系に侵入して全身に行き渡る前に確認するという役割をもちます。
確認後に免疫応答を発動して、その流れをとどめます。
つまり、血管とリンパ管の間にあり、リンパ球の詰め所とも言えるべき場所と言うことです。
リンパ節にはリンパ胴とリンパ節が存在し、それぞれが異なる役割を果たします。

スポンサーリンク

関連記事

免疫グロブリン製剤の働き・取り方・副作用・代表的な製剤などについて

人間の体は血漿成分によってさまざまな脅威から保護されており、それを抗体もしくは免疫グロブリンと呼

記事を読む

加齢と免疫力アップの関係とは?

年齢を重ねるごとに、病気にかかりやすくなっている。 そう感じる人は少なくないでしょう。 そう

記事を読む

爪もみで免疫力アップ!即効で効果ありの方法です

食事など普段の生活を改善することで免疫力をアップできますが、仕事やプライベートが忙しいとつい不規

記事を読む

便秘と免疫力アップの関係とは?

毎日のお通じで、お腹はスッキリしているでしょうか? とくに女性に多いのが、便秘の悩みです。

記事を読む

自然免疫と適応免疫

免疫にはいくつか種類があり、自然免疫と適応免疫も免疫のひとつに数えられます。 これらはそれぞれ

記事を読む

ヘルパーTh17細胞とは

ヘルパーTh17細胞というのは、白血球のひとつであるヘルパーT細胞のサブセットです。 比較的最

記事を読む

白血球の種類と働き

白血球は血液の一成分で、細胞成分に分類されます。 外部から体のなかになんらかの細菌や異物が入り

記事を読む

ストレスと免疫力アップの関係とは?

私たちは、日々ストレスと闘っています。 そのレベルの大小はありますが、イライラしてしまったり、

記事を読む

肥満細胞とヒスタミンの関係

肥満細胞はその形状が肥満のよう見えることから呼称されたもので、肥満とは直接的関係はありません。

記事を読む

風邪の発熱とサイトカインの関係

風邪にはさまざまな症状がありますが、風邪を引いて発熱するというのは珍しいことではありません。

記事を読む

水疱性類天疱瘡を詳細に:原因,症状,検査,治療など

水疱性類天疱瘡とは 水疱性類天疱瘡(すいほうせいるいて

グッドパスチャー症候群を詳細に:原因,症状,検査,治療など

グッドパスチャー症候群(ぐっどぱすちゃーしょうこうぐ

B細胞と抗体による体液性免疫

免疫には抗体が関係する体液性免疫、そして抗体が関係しない

免疫グロブリン製剤の働き・取り方・副作用・代表的な製剤などについて

人間の体は血漿成分によってさまざまな脅威から保護されてお

リンパ組織とは

生体防御のなかで重要な役割を果たすものをリンパ球といい、

→もっと見る

PAGE TOP ↑