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B細胞と抗体による体液性免疫

公開日: : 最終更新日:2016/04/01 免疫


免疫には抗体が関係する体液性免疫、そして抗体が関係しない細胞性免疫の2つがあります。
ここではそのなかの体液性免疫についてみていきます。

なんらかのきっかけで、体のなかにウイルスなどの抗原が入り込むことがあります。
そのままにしておくと体に悪影響が及ぼされるため、特定の細胞がこの抗原をとらえようと働きかけます。
この働きをもつのが、マクロファージという細胞です。
マクロファージによってつかまえられた抗原は、そのまま情報を解析されます。
そして、ヘルパーT細胞というものに、どういった抗原が体に入り込んで、これに対抗するための抗体を生成するように指令を発します。

必要な情報を受け取ったヘルパーT細胞は抗体の対処方を割り出して設計図のようなものをえがきます。
そして、次にB細胞と呼ばれる抗体を生成するように指令を出します。
つまり、マクロファージが収集した情報に沿って、ヘルパーT細胞が対処方法と抗体の設計図を描き、B細胞で実際に抗体を作り出します。

ヘルパーT細胞から出た指令を受け取ったB細胞は、抗体生産細胞(形質細胞、プラズマ細胞)にかわります。
この際に最初に生成した抗体の情報を記憶するようになシステムが体内では構築されているのです。
抗体を生成した形質細胞は、抗体を体中に行き渡らせるため、体液中に放出して拡散させていきます。
これが体液性免疫の一連の流れです。

アトピー性皮膚炎の原因のひとつはダニだと言われていますが、こういったアレルゲンは体のなかに侵入しても細胞を破壊したり、そのまま定着したりするといった細胞レベルでの危険はありません。
ただし、血液中あるいは組織液、リンパ液に溶けた状態で存在します。
こういった場合はヘルパーT細胞などによって抗体がつくられ、アレルゲンに対抗することになります。
これも体液性免疫に分類される、免疫の働きということになります。
こういった働きを利用して、薬剤が開発され、病気の治療に利用されることもあります。

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