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甲殻類アレルギーの特徴・症状・対策・仕組みなど

公開日: : 最終更新日:2015/07/15 食物アレルギー


甲殻類アレルギーとは、主にエビやカニ・シャコなどを食べたときに起こるアレルギー反応です。
食物アレルギーのなかでも反応の強いアレルギーで、大人になっても治りにくく、また大人になってからはじめて発症することも多いといわれています。
なかでもエビは反応が強く、アナフィラキシーショックを起こし呼吸困難に陥るなどの激しい症状があらわれる場合もあります。

甲殻類アレルギーの症状

甲殻類アレルギーの代表的な症状はじんましんや、皮膚や唇・のどなど体のいたるところにあらわれる炎症です。
炎症は目や耳の奥、口腔や呼吸器にまで及ぶことがあり、この呼吸器の炎症が呼吸困難の原因となります。
さらに症状が重い場合は意識障害を引き起こすこともあります。
ほとんどの場合は食後1時間以内にあらわれる、即効性のアレルギー症状です。

甲殻類アレルギーの原因

甲殻類アレルギーの主な原因となるのはトロポミオシンというたんぱく質です。
トロポミオシンの含まれるものを食べたり、触れたり、粉じんとなったものを吸い込むことでも起こります。
甲殻類だけでなくイカやタコのような軟体動物、ダニやゴキブリのような昆虫もこのトロポミオシンを持っており、ダニ・ゴキブリなどの死骸などのハウスダストにアレルギーを持つ人は、甲殻類に対してもアレルギーを持つことが多いとされています。
ただし甲殻類を含んでいても、たとえばエビせんべいなど高温調理されたものでは症状が出ないことが多く、これはトロポミオシンが熱によって変質するためだと考えられています。

甲殻類アレルギーの対策

甲殻類アレルギーの原因となるトロポミオシンを持つ生物はエビ・カニ・シャコ・ダニ・ゴキブリ以外にも、ザリガニ・ヤドカリ・ダンゴムシなどの節足動物があります。
アレルギー反応を起こさないようにするには、これらアレルギーの原因となるものを食べないこと、触れたり粉じんを吸い込んだりしないよう注意することが大切です。
また、日頃から抗アレルギー剤を習慣的に飲んでおくことが、アレルギー反応そのものを抑えるのに有効であるともされています。

甲殻類アレルギーの注意点

おいしい食べものの代表格にも数えられるエビやカニ。
好きなのに食べられないというのはつらいものです。
つい「少しくらい」という誘惑にかられることもあることでしょうが、アレルギー反応の起こりやすさや症状の強弱には個人差があります。
また、少量の摂取では反応が出ないこともあれば、逆に体力が落ちて消化力が落ちているときには反応が出やすい、など体調にも左右されます。
そのときどきの体の状態をしっかりと見極めて、慎重に付き合っていく必要があるでしょう。

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