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腹式呼吸で喘息のつらさを和らげる

公開日: : 最終更新日:2015/10/23 アレルギー性喘息


喘息を患っていると、通常よりも呼吸が困難になります。

症状が悪化して呼吸がつらくなるほどの運動など、激しい行動はもちろんのこと、階段をのぼったり降りたりという日常行動にまで支障をきたしかねません。

治療により症状を改善するのはもちろんですが、それ以外にも呼吸法を工夫するなどして苦しみを和らげることができます。

腹式呼吸で喘息のつらさを和らげる

人間は呼吸を当たり前のように行っていますが、全員が同じように呼吸を行い、喘息の人もそれで同じで構わないとは限りません。

喘息の場合はとりわけ、腹式呼吸がつらさを和らげるのに有効な呼吸法とされています。

肋骨などの胸郭を極力動かさずに、深呼吸のように胸を膨らませる胸式呼吸とは逆に横隔膜を動かして呼吸を行い、このコツを掴むことで喘息時でも効率的な呼吸を行うことができます。

腹式呼吸は、鼻からゆっくり深く息を吸い、胸に手をあて胸が動かないよう確認しながら下腹を膨らませるように空気を取り込み、終えたら口をすぼめてゆっくり吐き、これを繰り返します。

慣れれば胸から手を離しても構わず、日常で無意識に行えるようになれば、呼吸が随分と楽になるでしょう。

腹式呼吸のさまざまなメリット

呼吸法は心身に大きな影響を与えるとされ、腹式呼吸も喘息時の呼吸目的以外にもメリットがあります。

腹式呼吸は横隔膜を頻繁に上下させることから、内臓へほどよい刺激を与え、血流改善や腸内作用の改善による整腸、脂肪燃焼などの健康効果が期待でき、また冷え性改善にも効果があるとされています。

また呼吸量を増やすことができ、吐く速度に勢いをつけ空気を体外に出しやすいことから、発声にも優れ、大きくて通りやすい良い声を出す発声法としても採用されており、喘息の場合も声が出しにくい場合に効果を発揮します。

喘息は薬の摂取が欠かせませんが、日常生活で気をつけることで症状を大きく和らげることができ、呼吸改善は呼吸困難を伴う喘息には欠かさず行いたいものです。

とくに意識していなくても呼吸に苦しさを感じている場合は、腹式呼吸を取り入れてみましょう。

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