*

運動誘発喘息の防止対策について

公開日: : 最終更新日:2015/10/22 アレルギー性喘息 , , , , ,

運動誘発喘息の防止対策について
運動などで体を激しく動かせば息が切れ、ゼーゼーと呼吸が荒くなってしまうのは正常な状態ですが、喘息を抱えている方の場合は運動により喘息症状があらわれ、通常よりも長く厳しい息切れを感じてしまいます。

これを運動誘発喘息と呼んでおり、簡単な運動でも呼吸が乱れやすく、呼吸が整わないような場合は注意が必要です。

運動誘発喘息とは?

喘息患者のうち約3~4割を占めるとされる運動誘発喘息とは、スポーツのような激しい動作がきっかけとなって喘息発作が発生します。

運動により呼吸が乱れると通常の乱れよりも長く続き、喘息特有の呼吸がつらい症状があらわれ、大抵は治療をせずとも数十分で症状が改善しますが、厳しい場合は呼吸困難を伴い、危険がないとはいえません。

この喘息は運動をしなければ起こりませんが、喘息以外のアレルギー疾患と合併する場合もあります。
また、運動誘発喘息は子供に多く見られるという特徴があります。

原因は前述したように激しい動作によるものですが、具体的には呼吸回数が増えたことで気管支の温度が低下し温度差により刺激され、また水分が失われて乾いてしまうこととされています。

そのため、1年の中では空気が冷えて乾燥しやすい冬場の運動で発生しやすい喘息ともいわれています。

運動誘発喘息を防ぐには?

健康のために運動は欠かせず、また日常生活で激しい運動を控えるというのは無理な場合もありますので、運動誘発喘息を防ぐにはそのような行動に備えて準備と対処を心がける必要があります。

急に体を動かすことは喘息に関わらず身体にも良くないため、準備運動やストレッチを必ず行い、激しい呼吸により気管支が影響を受けないようにマスクをして、とくに乾燥した環境下では身につけるようにしましょう。

運動誘発喘息の少ない運動としては、水泳や剣道、野球などがあげられます。

運動後は症状が出ないように吸入薬で予防しますが、必要以上の吸入には注意し、とくに発作の心配がないほどの軽い運動であれば、治療薬にこだわりすぎなくても良いでしょう。

治療が必要な場合は、基本的には喘息の治療と同じで、吸入をしたり、内服薬を服用したりします。

運動は子供の成長や発育にとってなくてはならないものです、運動誘発喘息の恐れがあるから・・・と子供を運動から遠ざけてしまうのは、あまりよろしくはありません。

必要以上に激しい運動をしないことが最も大切で、たとえば喘息持ちの方が冬にマラソンなどの長く激しい運動をするのは発作リスクを高めますので、ある程度の制限を行い、適切な対応をして、楽しく運動できるようにしましょう。

スポンサーリンク

関連記事

抗アレルギー薬について

アレルギー性喘息:抗アレルギー薬の使い方のポイント、副作用

抗アレルギー薬は予防薬として、他の薬と組み合わせたりして使用されることが多い薬です。 つま

記事を読む

喘息発作が起こりやすい時期・季節・天候を知ろう

突然に症状があらわれ呼吸困難の危険すらある喘息は、日常生活において非常に厄介なだけでなく、時には

記事を読む

アレルギー性喘息に影響するアトピー素因とは?

喘息は遺伝性があり、アレルギー性喘息は遺伝による影響が大きいといわれています。 アレルギー

記事を読む

アレルギー性喘息:吸入ステロイド薬の使い方のポイント、副作用

ステロイド薬という名前を聞いたことがるという方は多いのではないでしょうか。よく聞くのはアトピー性

記事を読む

ウイルス感染対策について

インフルエンザの感染に要注意!

喘息を抱えていると呼吸がつらい症状に悩まされることから、同じく呼吸を困難とする風邪、そしてインフ

記事を読む

アスピリン喘息の防止対策について

アスピリン喘息の防止対策について

アスピリンだけでなく、様々な非ステロイド剤により誘発されて起こるのが、アスピリン喘息と呼ばれるも

記事を読む

アレルギーの人に多い咳喘息に注意!

毎日当たり前のように咳が出たり、風邪は治ったはずなのに、咳だけが止まらなかったりという状態に困っ

記事を読む

経口ステロイド薬について

アレルギー性喘息:経口ステロイド薬の使い方のポイント、副作用

経口ステロイド薬は、喘息の治療薬として最も効果のある抗炎症薬であるといわれています。 経口

記事を読む

喘息への影響多大か?ストレスとの関係は?

喘息の原因は多々考えられており、ストレスもその一つとされています。 とくに成人してから急に

記事を読む

気管支拡張薬について

アレルギー性喘息:気管支拡張薬の使い方のポイント、副作用

気管支拡張剤とは、気管支平滑筋の収縮を緩めて気道を広げ、呼吸を楽にするのが目的の薬です。

記事を読む

グッドパスチャー症候群を詳細に:原因,症状,検査,治療など

グッドパスチャー症候群(ぐっどぱすちゃーしょうこうぐ

B細胞と抗体による体液性免疫

免疫には抗体が関係する体液性免疫、そして抗体が関係しない

免疫グロブリン製剤の働き・取り方・副作用・代表的な製剤などについて

人間の体は血漿成分によってさまざまな脅威から保護されてお

リンパ組織とは

生体防御のなかで重要な役割を果たすものをリンパ球といい、

自然免疫と適応免疫

免疫にはいくつか種類があり、自然免疫と適応免疫も免疫のひ

→もっと見る

PAGE TOP ↑